近代以前の日本の歴史を学び終えた後にと後回しにしていた日本の近代の歴史書をこの夏は数冊読んでいる
一冊読みはじめたのがきっかけで
・一冊だけだと著者の思想に偏るおそれがある
・読み始めてみたら歴史はやはりおもしろい、勉強になる
ということで気づいたら何冊も読んでしまった。
この落日燃ゆは最初に読んだ本ではなく、他の本は内容が重くて書きにくいけど、これはさらっと書けるから。安かったし(苦笑
A級戦犯で裁かれた唯一の文官の広田弘毅の物語
おもしろかったけど、島耕作チックにちょっとかっこよく書き過ぎかな
城山三郎さんの本はあまり読んでこなかったので、どこまで事実に沿っててどこまで盛ってるのかこわごわ読んだ
正解が出ていないorわからない歴史については、正しく疑いながら自分の国の歴史を学んでいきたい。
かっこ良く書きすぎなのですべてを鵜呑みにしていないけど、
評判の悪い、「軍部大臣現役武官制」だったり、カエサルの言葉であるように
「どんなに悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった」
んじゃないかなと。
東京裁判の結果は、もともと厭世的な性格だったのが、妻の自殺によりさらに
「責任がゼロとは言わないから、もう何の刑でも受け入れるよ」
という気持ちになり、結果黙して絞首刑になっていったのもわかる気がする。