水曜日, 9月 29, 2010

世界の不動産投資王が明かす お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ



現代は資産があるに越したことはなくても、なくても知識とコミュニケーション能力でなんとでもなるんだなと感じる良著

日本での不動産価値は
・都心圏は微減
・都心圏以外はまだ下がる
と思っているので長期で不動産を持ちたいと思わないが、こんな日本の状況下でも筆者であればがんがん攻めそう。自分も言い訳せずがんばらねば痛感。。


なぜ不動産か?
=>レバレッジをかけやすいから株の信用取引したいからと銀行は金を貸してくれるか?不動産であれば銀行は喜んで金を貸す。
株なら値上がりしたら売るぐらいの選択しかないが、不動産はその値上がりに対して銀行から融資を引き出せる
その融資には税金がかからない!

株は年ごとの上下が激しい
技術革新により倒産しやすい
不動産は老朽化するがそれはゆっくりとしていて、また予想できる

100:10:3:1
取引を一件成立させたければ100の条件を見て判断しろ

もう契約が住んだ商業不動産売買取引で、売主が
「借金が返しきれないから12万ドルじゃなくて13万ドルにしてくれ」
と言ってきた。
その売主は売却後もテナントとして入る予定だ。
多くの人が「訴訟だ!」と過激な案を思いつく中、筆者の考えは、売主に対して
「私のメリットはなんですか?」
売却後の賃料2万を2万2千にすることを挙げてきた。
筆者はそれでも飲まなかった。1万ドルは担保(テナントに入る什器類)をとった上で貸しにした。賃料は2万2千のままで。
すごいコミュニケーション能力

土地への融資であれば銀行はお金を貸したくてたまらない、借りれるだけ借りる
現金は燃料、なるべく最小で不動産を手に入れろ
借りたお金は返すという教育から返済を考えすぎる、銀行からずっと借りていればよい
一度手に入れた不動産は売るな

筆者は商業用不動産を勧める
理由は
・住居は人、商業は契約、と取引している
・住居はせいぜい貸す前の状態の維持だが、商業はお客に入ってもらえるようテナント自らメンテナンスをする
・住居は法律により過度に守られ過ぎている
・商業は営業に差し障るので多少のトラブルは自分たちで直してしまう


★★★★★

月曜日, 9月 27, 2010

あなたの会社にお金が残る 裏帳簿のススメ



タイトルに釣られブックオフで手に取ってしまった

落ち着いて読むと以前同作者の書籍が私には合わなかったのか、あまり面白くなかったことを思い出す。
本書が楽しく思えないのも私の会計力がないからだとがんばって読むも途中で飛ばし読み。
家をかたずけねばならないので、かたずける以上に本が増えていくのですが...

金曜日, 9月 24, 2010

翔ぶが如く〈9〉



いよいよ9巻

途中の永山弥一郎の死に様
この戦に初めから反対するも、西郷が立つのであれば、西郷のためであれば、と戦に加わる人物も少なくなかった。
桐野および西郷から強く説得された永山は戦が始まると「自分は反対したんだが」ということは一切言わずただ国(=薩摩)のために戦った。
人望のあった永山は、自害に当たり老婆が「小屋は差し上げる、礼など要らない」というのも聞かず、当時としては立派な家が建つ百円を渡し小屋に火をつけ自刃した。


薩摩本体ではなく熊本共同隊として参加している崎村常雄のエピソードにも心打たれる。
・西南戦争において薩軍は西郷という存在が戦略のすべてであったこと
(西郷が手中にあるかぎり東京まで戦わずしてたどり着けると桐野を中心に過信していたこと)
・薩摩の他郷人を排除もしくは軽視する振る舞い
の二点を主として、薩軍に協力することに疑問を感じる共同隊の人々も出始めていた。

崎村の発言は
「戦いはおそらく勝ち目はあるまい」
「勝敗はすでに決している」
「しかし男子がひとたび決断して大事を挙げた上は、勝ち目がないといってそれをやめることはできず、終局を仕遂げあげねばならない」
「とてもこの戦いは勝てない。諸君のうち郷里に帰りたいと思うものは帰るがよい」
「帰って其の父母妻子に対する義務を尽くすもまた人生の退任を尽くす所以である」
「余等と共に望みなき戦いを続けんとするものは留まれ」
などであった。崎村の演説に心を打たれたのか実際に帰郷する者は3人だけだった。
またその3人にも軍費から旅費手当として充分に与えた。


勇猛さでは薩摩隼人が勝っていた。
それでも政府軍が徐々に優位に立つ。
大村益次郎亡き後、するすると軍の実権を握っていた山県有朋の性格により圧倒的に質量ともに優位に立たなければ戦をしないともいえる方針も手伝う。

当時の日本の製造能力を超えていたため新式の銃器を山県は輸入させ、薩長の的であった会津など含め徴兵しあたらせた。
これは近隣諸国よりも弱いと評判であった尾張兵を要する織田信長が近代兵器を揃えることにより天下を取るまでになったことと似ている。

実際の先頭の戦術などはまったく才能がなかったと言われる山県有朋だが兵站や軍政などには秀でていた。
昭和期の戦争も含め日本の戦は兵站面が弱かった。
逆に欧州の戦争はローマ軍に始まり兵站が強い。山県はこの点で欧州に近い思想の持ち主だった。

明治十年の最後の大きな内戦である西南戦争がいかにすさまじかったかをうかがい知れる筆者の描写力。
敵味方双方が撃った銃弾が途中でぶつかり、団子状にくっついた塊となったものが見つかることがある。
これは偶然ではなく、この戦争がいかに激しかったかを物語っている。

また、戦の終盤からは西郷と桐野の間も疎遠になっていく

西郷は若者を過度に愛する癖があり、村田新八/大山巌、桐野/篠原、辺見/別府とかわいがった。
中でも著者のいう一介のテロリストである桐野、書生篠原にかつがれ、結果として名声を利用された形となる西郷は内心は「だまされた/見誤った」と思いつつも性格からそのようなことは口にしなかった。
情報を遮断されていた西郷にも劣勢が伝わるころになるとすでに失ってしまった二千以上の薩摩の若人達への責任の意味でも最後の一兵になるまで自分の名声と身を預ける形となった。


両軍とも象徴として独り歩きしている西郷を手にするべく攻防が最終巻に続く

水曜日, 9月 22, 2010

人生を変える80対20の法則



法則自体は有名なパレートの法則

事例が並べられていることが多いのでさらっと流す

私的ポイントは以下

大事なのは、時間をうまく管理することではない。
80対20の法則に従えば、行動を減らした方がいい。
行動は思考を追い出す。
額に汗しないことの罪悪感など、さっさと捨てよう。
それは、働き過ぎないために必要であり、さらに、楽しいことをやるためにも必要である。
楽しいことをやって何が悪い。
楽しくないことをやるのは何の価値もない。

★★★

月曜日, 9月 20, 2010

20代にしておきたい17のこと



ユダヤ人大富豪の教え を甥姪に読ませようと思いブックオフに寄ったところ90円で売られていたので共に買う

子供に小遣いなどはあげたことはないけど、一緒に遊んだり教育だったりは充分してあげたい
こづかいは麻薬のようなもので、何も世の中に価値を生み出さなくてもお金は入るんだと誤解してしまう

それはともかく、、
本田健さんの本は何冊か読んだけどこれもいい
姪は難しい時期でわからないけど甥には崇拝されているのでもう数年したらこの本を読ませようと思う

以下目次のコピペ

20代にしておきたい17のこと
はじめに 20代という「瞬間」
1 人生最大の失敗をする
・失敗したことのない成功者はいない
・人生でいちばん若く、いちばん歳を取っていると感じる「いま」
・ピリピリする自分も受け入れる
・ワクワクすることをやって、輝こう
2 大好きなことを見つける
・好きなことを見つけるなら、早いほうが人生を楽しめる
・静かに、深く、情熱的に生きてみよう
・自分の子ども時代を振り返って、大好きなことを探す
・嫌いなことをやる人生、好きなことをやる人生をシミュレーションする
3 一流のものに触れる
・人生は自分が触れたものになる
・自分が憧れる世界を見ておこう
・20代に誰と出会うかで人生は決まる
4 人生を100パーセント楽しむ
・楽しいから、どんなことも全力でやりきれる
・いいことも悪いことも、誰かが見ている
・自分で積極的にチャンスをつくる
・自分の門を開く鍵を持ち、チャンスが来たらつかむ
5 死ぬほどの恋をする
・どんな恋をしてきてか
・心をオープンにして情熱的に生きる
・歳を重ねるほど、恋愛の磁石は弱くなっていく
・愛したい人に出会えない理由
・パートナーのイメージを持つ
・一緒にゼロから築いていける人を選ぶと、人生は楽しくなる
6 一生つきあえる親友を見つける
・親友は簡単には手に入らない
・豊かな人生に絶対に必要なもの
・「友人」から「親友」に変わるとき
・自分の命をかけて信じられる存在
・自分を高めてくれる「ライバル」を持つ
7 両親と和解する
・あなたは自分の両親を愛していますか
・人生に後悔を残さないために
・親子の間に癒しが起こると、人生は劇的に変わる
8 自分のルーツを知る
・知らずしらずに影響されていること
・ライフワークは親子3代で完成することもある
・ここで生きていく確信をつかむ
・生まれた目的が明確になると自分のビジョンに自信が持てる
9 才能のかたちを知る
・自分の中にどういう才能があるのか
・自分の中に「好き嫌い」を感じる
・自分の向き不向きを見極めるコツ
10 専門分野を持つ
・一流を目指した人は、別の分野でも成功する
・この社会の中で自分は何をするべきか
・社会のしくみもよく見ておく
11 メンターを探す
・メンターの質が人生を決める
・いいサンプルも、悪いサンプルも見ておこう
・メンターの探し方
・メンターをアップグレードする
12 人生が変わる本と出合う
・20代の読書のしかたで、今後の人生が決まる
・時間がないことを読めない理由にしない
・20代で読んでおきたい17冊
・学びのプロセスに無駄のものはない
・「正しい」か「間違い」かで考えないこと
13 質問力を鍛える
・ピンチに陥ったとき、自分にどんな質問をしていますか
・日常的にしている質問が、あなたの未来をつくっている
・人を幸せにする質問、不幸にする質問を知っておく
14 お金と時間の管理を学ぶ
・限られた「資源」をどう運用していくか
・消費と投資の割合を知る
・お金とどうつき合うかが、未来を決める
・知恵と知識に投資しよう
15 没頭できる趣味を持つ
・趣味なんて必要ない?
・趣味が本業につながる可能性がある
・人生のチャンスをつかむスキル
16 異文化に触れる旅に出る
・自分が動いた範囲だけ、意識が広がっていく
・海外に住むという経験を持つこと
・いままでに体験したことのない世界を体験を体験する
・本当の貧困を知れば、いまの状況に感謝できるようになる
17 運について学ぶ
・運のいい人、悪い人はどこで分かれるのか
・3つの運を意識しておく
・他力本願では人生は上昇しない
・直感を信じてチャンスをつかもう
おわりに 自分の幸せの哲学を持つ

★★★★

金曜日, 9月 17, 2010

1分間顧客サービス



ポイントが3つ
・自分のビジョンを明確にする
・顧客の要望を見つける
・少し余計に実行する

顧客サービスの目標は顧客に満足してもらうことではない
それでは酷くないというだけ
顧客に熱狂的なファンになってもらうこと

星野リゾートの星野さんが絶賛されていて原著で何度も読んでいる、とのこと

★★★

水曜日, 9月 15, 2010

自己破産の現場



http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ を書かれているChikirinさんが勧められていたので手に取る

細かい知識は読み飛ばすものの、ざっくりの知識であれば持っていたので全体的に物語風にさらっと

他の書籍に書かれていたのかもしれないが、本書にはそこまで壮絶なことは書かれていなかった
最近の日本の法律は借り手有利で甘すぎるからもう壮絶なこともあまりないのかも

★★★

月曜日, 9月 13, 2010

PL

最近読んだフレーズ

PLは事業の老廃物でしかない。
それで健康状態は分かるかもしれないけど、どうしてそれが目標に成り得るんだい?

たしかにそうかもしれない
ビジョナリーに考えると、人々の役に立つこと楽しませることがやはり一番

金曜日, 9月 10, 2010

ウェブはバカと暇人のもの



元博報堂でニュースサイトなどを運営する著者が日々の運営から、ウェブはこんなところだよ、と説く著

例えば日ハムのダルビッシュ氏とサエコ氏
ハワイで挙式をあげるとなると
こどもを日本においてハワイで挙式なんて自分勝手な夫婦だ
というコメントが多く寄せられる。
実はこどもをメディアに移したくなかっただけだということが分かると
飛行機での他の人への迷惑は考えなかったのでしょうか
となる。
迷惑を被っていない第三者が言いたいだけの投稿が多い。

著者の意見では
ユーザに読んでもらうためには居酒屋での会話風にする
自分のペースでビールを飲んでいるところに、
堅苦しい親父がこのビールの麦芽がどうとか話しても売れるだろうか
それよりも
若い女性がにこっとわらいながら買ってください
というほうが効果が高い、ウェブでも同じであると著者は説く

ネットにどっぷり浸かっていると、例えば私もそうだが、この世の大きな部分がネットでできているのではないかという錯覚に陥る。
が、世の中の大部分はネットなどなくても全く困らない人たちや物事で動いている、ということをサービスをつくる時には忘れてはいけない

おおよそ当たってると思うけど全面同意か、と問われれば、私はあなたとは違うんです、と思いたい

★★★

水曜日, 9月 08, 2010

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方




http://blog.livedoor.jp/dankogai/ のblogを書かれている小飼弾さんの著書

書かれていることはblogを拝見している身としてはさほど目新しいことはない
が、氏の考えに慣れていない人は戸惑うかもしれない

中でも印象に残った内容を以下にメモ

・週40時間以上働かないようにしよう
改めて同意
人のビジネスを手伝っているうちに人生の若いうちは終わっていたとならないように自分も注意せねば

・現代においてはバカであることが罪になってしまった
昔は知識は知識階層だけが持っていればよかった
が、現代は万人が知識を持たねばならずさらにその情報洪水は年々スピードを増している
バカは罪でありモノ扱いされ消費される

・チャンネルは情報を捨てるためにある
チャンネルというとテレビを連想しやすいので例えばテレビで
テレビをあるチャンネルに合わせるということは他のチャンネルから得られる情報を捨てるということ
また、時間を投資すべき他の事項も捨てそのチャンネルを選択しているという意識/考え

・テレビもネットも見ないで、情報断食をしてみよう
ネット断食はしたことがないのでどんなだろう
またテレビもあまり見ないとはいえ見れる状態とまったく断食するのは異なるのかもしれない

・稼げる人は大きな資産をもつ必要がない
若くして引退を考える時、○億の資産を○%で運用すれば年間○円になるから・・・
という皮算用をしがちだがそうではなく、稼げる人は資産などなくてもCFが潤沢であるため困らない

・ヒトの知恵によって、必要なモノの量は減少しうる
例えばパソコン
一昔前までは一つの部屋ぐらいあった大型の機械が今はノートパソコンの大きさで代替できる

・自分が属する業界のルールがどうなっているかを知っておく
IT業界などに顕著だが、トップグループの人や企業が業界全体を動かす
そのためルールを知らないと土俵にとどまることは難しい
逆にルールさえ知っていれば簡単に勝てる

・自分が勝てるゲームを作る
サッカーが好きでもそれで飯が食えないなら観戦する側に回ればいい
自分が勝てるフィールドを自分が作り出せばいい
60億人いるなら60億個ゲームがあればいいだけだからそれは可能だ

・資産(総メモリ)=負債(仮想メモリ)+資本(実メモリ)
swap領域に入り過ぎないように注意しましょう

★★★★