火曜日, 12月 31, 2013

すぐわかる オブジェクト指向 Perl



Perlをはじめて学習する人にオススメ
内容はちょっとレガシーだけどこの内容はおさえておきたい、というベーシックな内容

これの次は同著者のすぐわかる オブジェクト指向 Perlがオススメ
ちょっと冗長だけどやさしくてわかりやすい


整理のため手放すも、本があっても気にしない方なら持っておいてもいいかも

★★★★

日曜日, 10月 27, 2013

パソコンのディスク/SSD容量が少ない時は今ならWesternDegitalのMy Passportがオススメ


数日前に若い友人から
ディスクがいっぱいになっちゃったんですがどうすればいいですか?
とメッセージがきました
友人はビジネスではかなり成功されている、パソコンは基本動作はもちろんできるものの
という感じです
私自身はあまりデータを持たないようにしてるので使ってないですが、MacだとWesternDegitalのMy Passportという商品がオススメですよ
この商品そのものじゃなくても
・悩んでるより買ったほうが早い=安い
・2.0TB
・USB3.0
・バスパワー
あたりの点をオススメしました
Windows用だともっと安いのでよかったですね、と送った所喜んで早速注文して早速使っているとのこと
よろこばれたみたいでよかったよかった:)

WD Elements Portable 2TB (ポータブルHDD, 高速USB 3.0/USB 2.0対応 Windows 8対応 バスパワー給電) WDBU6Y0020BBK-JESN
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金曜日, 5月 24, 2013

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計


姉妹本の
世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
と合わせてお勧めです
日本に暮らす人で本書を読んでいない人は一読しておいていい本だと思います

橘さんの本は多く読んでいるので出版社の目次を読むだけでどんなことを言っているかわかってしまうのですがそれでもおもしろく役に立ちます
その代わり、私のようなかわいげのない人間ができあがります
読んでいない方には強くオススメ

水曜日, 5月 22, 2013

お客をつかむウェブ心理学



本書はWebマーケ担当の方に一読をお勧めいたします

内容はいくつかかぶってるんじゃないのかな..というものもありつつもコンバージョンが高そうなサイトが行なっている目に見えない施策を解説してくれていていくつかはすぐにでも自分のビジネスに当てはめることができるのがょぃ

月曜日, 5月 20, 2013

1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方



ネットを使ったスモールビジネスをしている経営者、中小やベンチャー企業の企画マーケ担当者の方に一読をお勧めいたします

商材を作ったり見つけたりして集客して、という流れが今までのビジネスでしたがGoogleやY!を使って少額から広告できるようになっているので、売れるワードを見つけてから商材を見つけるというのがリスクが少なくてよい
その際、売れるワードとはタウンページ言葉
そのワードというのは大手が荒らしてきにくい1万以下の検索ボリュームを見つけるといい
などなど他にも役に立ちそうなティップスが多い

金曜日, 5月 17, 2013

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ



内容は多少古いかもしれないけど経営者やマーケ担当者は一読したほうがよいかも
無料お試しなどを使って資料請求をさせてお客さんが登れる階段を小刻みに準備して課金までもっていく、というのは当たり前なものの
ではその当たり前が自分のビジネスではできているのか?
と問われると徹底できていない
アマゾンの送料無料にしてもそうだし、お客さんの課金のハードルを意識の上でも下げて登ってこれるようにすることしかない
商品を買う前にそのお客さんは商品を手にしていないのだから品質よりも
価値 > 価格 であり欲しい!
と思わせることが大事

水曜日, 5月 15, 2013

2022―これから10年、活躍できる人の条件



神田さんの本なのでおもしろくすいすいと読めるものの、、明確に勉強になったり残ったりすることは少ないかも
神田さんのファンであれば一読したほうがいいと思うけどそうでなければ他の神田さんの本のほうがいいかなぁ
マーケティングというか売上を伸ばしていく系のはひと通り書いたので大局的なこういうのしかないのかもですね

月曜日, 5月 13, 2013

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則



いい本だと思います
内容も著者の言うレバレッジ・リーディングで読める内容wなのでさらっと未読の方にはお勧めです
昔働き出した頃にお世話になった鴨さんという今は東大の特任助教?をされている方が
難しいことは時間がかかってもしょうがないんです、簡単なことを手早く処理できるといいですね:)
と言われていた。
ようは人生という大いなる雑用のカタマリも一緒で、簡単なことをいかにパターン化して短時間で終わらせるか、やらないでいいことをいかに切り捨てて時間に空きを作り重要なことに集中するか、というのがコツなんですよね;)
鴨さんいい人だったなー。

金曜日, 5月 10, 2013

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く



これはロウニャクナンニョ読んだほうがいい良著です
まず、経済とは人口の波、もっというと労働人口の増減で多くが説明ができること
#労働人口の中でも50代前半ぐらいの子供の養育に嫌でもお金が出ていってしまう世代の人口が特に象徴される

これはタイトルが悪くて、たぶん出版社にキャッチーなタイトルをつけて、と言われてこうなったんだと思われますがそれが原因でアマゾンの書評でも叩かれてます
もっとふさわしいタイトルは景気と人口とかそんなんですかね、時間かければもっといいキャッチコピー思いつきますがフインキだけでも

なぜデフレかって言うと本書でいう人口の波よりも、グローバル化、つまり各国の距離が近くなってしまいモノの値段がアービトラージされていっている影響のほうが大きいんじゃ?と私は想像します
あまり深く考えてない論なのでおかしいこと言ってるかもですが
デフレと不景気は別物なのにあたかも双子や親戚のように語られ思われていることがいろんなことの原因になっていそう
デフレだけど好景気って需給の関係から、起こりにくいけど別に起こってもおかしかない
なのにそれを多くの論者論点が一緒に議論している気がする
私個人としてもデフレは感じるけど不景気だとはあまり思わないし
ま、「不景気が当たり前の世代だからそれしか知らないんだよ」と言われちゃえばそれまでなんですが
不景気でも好景気でも、努力するやつとしない奴がいるだけな気がする
あれ、こんなところでなんかかっこいいこと言っちゃった気がする...

不動産バブルにしても団塊の世代あたりが金の卵として地方から送られてきて、彼らは土地を相続できるような長男ではなかったので一時的に需要が高まったという論点

著者は、人口オーナスになるのは仕方がない前提で著者は以下の3つを提言してます
1.女性の社会進出
外国人を受け入れると言葉の問題や賃金の問題などで地域自治体に負荷がかかる
なぜ教育も必要なく即戦力になる女性をもっと活用しないのか

2.お年寄り->若者にお金が回す
日本は自動車販売量のような派手な数字だけじゃなく、一人あたりの輸送量や水道利用量のような数字も減っている
これは「将来病気になった時に」備えた不安の先物買いがお年寄りの気持ちにあるから、それを必要だけど足りない人に回す
本書ではこういう提言が多いんだけど、自分が年寄りだったら気分悪いなぁ。年寄りじゃなくても多少気分悪かった。
そうは言ってないと著者は否定するだろうけど、経済的には不要な人たちという数字の見せ方だったので。
年寄りがピンコロでいけて万一病気になった時も安心できるようならばんばんお金を使ってくれるんだろうけど難しいね。
社保庁とか要らないのに、、って論点がちがくなってくるからこのあたりで。。

3.外国人旅行客を増やす
日本の経済規模を考えるとまだまだまだ足りない!

当たり前のことが書いてあるようでも読んでみるといい本だと思います:)

月曜日, 5月 06, 2013

金曜日, 5月 03, 2013

水曜日, 5月 01, 2013

No.1理論―「できる自分」「強気の自分」「幸せな自分」



以前も読んでいい内容だったの記載した本
あれから4年も経ったのね...そりゃ私も年取るはずだわ


多くの方が薦める西田文郎さんの良著
子をもつ親、部下をもつ上司、などなどに、書評も書ききれないぐらいオススメ

1970代から科学的なメンタルトレーニングをして来ただけあり能力を引き出す文章がうまい

ツキはプラス思考の人のところへ転がり込んでくる
人の脳は感情/イメージ/思考の3つがプラスになれば必ず成功できる仕組みになっている
「自分が何を望んでいるか」を最初に明確にしておくことが必要
人生は思い通りになるし、意のままになる。人の「思い」が未来を作り出す。

子どものプラス思考を大人になってももち続けていたのが「天才」と言われる人たち
いつも「できる」ことばかり考えている
本当のプラスイメージはプラス感情とプラスイメージ、プラス思考ががっちり一体となった状態
1.自分は他の人とは違う。非常にツイてる人間だ!
2.自分は何かに守られている気がする!ありがたい!だから自信がある
3.自分はまだ結果を出していない。
今までの自分はたいしたものではない。これからだ
4.今までの人生はウォーミングアップである。
これからがスタートなのだ!ますます自分はよくなる

私たちが初心をもち続けることができたら今頃は間違いなく誰でも天才になっている

成功し続ける人は間違いなく常にうきウキウキワクワク状態で仕事をしている。
過去に成功体験が多いのでラクラクと成功イメージができ、目標を達成する前から
もう達成してしまったかのように喜びを味わうことができる。
頭の中でもう一度成功してしまっている。

成功したからウキウキワクワクするのではない。
ウキウキワクワクしながら仕事をしたから成功してしまった。

過去を振り返るように現在を見ているので苦しい状況にもワクワクしながらぶつかっていける

エジソンの言葉:「この世界にはフィラメントになる可能性のある物質が5500種類はある。
もう2000種類は試したからあと3500しか残っていない。じきに見つかる。」

一流と二流の違いは努力の佐ではなく、ツキの差

「プラス思考の人」とつきあう
「マイナス思考の人」は避ける
「能力の高い人」とつきある
「責任転嫁する人」は避ける
「言い訳、愚痴、悪口を言う人」は避ける
「ツキのない人」は避ける

勝つ人間は「勝ちたい」とは思っていない
「勝てる」「勝つ」「勝って当たり前」と思っている

100回マイナスになったら、最後の101回目にプラスになればいい

イメージは細部までありありとリアルに思い描くほどその力を増し現実化しやすくなる
リアルに思う。繰り返し思う。

その動作をするだけで3秒以内にマイナス感情が消えて目標達成が確信できる動作をもつ

月曜日, 4月 29, 2013

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計



私は今でも親から
「まわりも含めてみんながあんたのことを子供の頃はかわいいかわいいと言ってたのにいつからこんなかわいくないこになっちゃったんだろうねぇ」
と親からたまに言われますが、それは私が橘玲さんのファンだからが十中八九でしょう(苦笑
20代前半から好きな作家の一人に橘玲さんを挙げればそいつは小生意気なかわいげのないやつに決まっています

本書は文庫サイズで邪魔にもならないし、読んでない人は是非一家に一冊あったほうがいいと思う
唯一の欠点はもうすでに古いこと、大幅加筆修正とかしてくれないかなぁ、橘玲さんのことだから
「この利権国家では不幸にも本書を書いた時点からほとんど進展がなく、小規模加筆で充分でした」
とか言いそうだけど


さて、本書は
出版社の目次にある通り
第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?
第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険
第3部 ニッポン国の問題
第4部 自立した自由な人生に向けて
という構成

特に参考になるのは1と3

第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?
・支払った代償の大きさが自分の判断を正当化する、不動産購入は宗教の入信と一緒で自己肯定するのは心理的に当然
・AさんとBさんがそれぞれ5,000万円あったとして、不動産を買うか有価証券を買うかはBS上一緒、むしろ不動産は取得と保持にコストがかかる
・不動産を買って住むのは自分で自分に家賃を払っていること
・所持金が1,000万だとして、片方が借入4,000万をして不動産を購入するのはまぎれもない信用取引
・「家賃を払うより金利を払って家を買ったほうが得ですよ」というセールストークは「自己資金だけで資産運用するより、借金して投資金額をふくらませたほうが有利ですよ」という意味
・信用取引なので当然不動産が上がれば買わなかった人より儲かる、下がればレバレッジ分損失を被る。バブル時取得者で実質債務超過の人は多い
・不動産の値段は本来収益還元法で決まる
不動産の還元価値 = 収益 ÷ 利回り
利回り5%なら
家賃10万不動産価値は 120万 ÷ 0.05 = 2,400万
不動産価値3,000万なら 3,000 × 0.05 =150万 なので月12.5万が相場となる
・欠陥住宅にも気をつけるべし
・競売物件はトラブルも多く、トラブルがない物件に集中すると結局相場並になる
・日本の借地借家権は借地借家人の権利を過剰に保護しているため長居されないように定期的に追い出す仕組みになっている
(家族向けでなかったり、2年に一回引越しを考えさせる更新料だったり)
・敷金はまだしも礼金や更新料に法的根拠はない、敷金だって無利息で持っていていいはずがないので運用情報を開示すべき
・不動産はビデオレンタルと同じレンタルビジネス、その点でも大家に感謝しろという礼金とは何だ?
・日本の賃貸住宅は借家権の家主側のリスクプレミアム分割高になっている、入居者に確実に出ていってもらえるよう、意図的に不快に設計されている
・このような借地借家権の乱用による不動産賃貸市場の歪み是正のために「定期借地権付住宅(定借住宅)」が導入された
・標準50年で更地にして土地を地権者に返す
例えば、賃料収入250万/年、還元利回り5%の不動産価格は5,000万
定借であれば
借地期間 収益還元価格 割引率
所有権 5,000万 0%
50年 4,560万 8.8%
40年 4,290万 14.2%
30年 3,840万 23.2%
20年 3,120万 37.6%
10年 1,930万 61.4%
1年 240万 95.2%
となる。ただしまだ日本では所有権が重視されているため50年の借地権は実際には40%程度割り引かれる。
不動産神話によってもたらされた心理的な所有権プレミアム
・同様に、定期借家権も20~30%同種の賃貸物件よりも安くなっている。(借家権のリスク・プレミアム)
・夏目漱石の作品をみるとわかるが明治はみな賃貸だった、所有が重視されるのは今の時代だけでは?

第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険
は、生命保険は自分が不幸になるほうにかける宝くじだよねー、という内容

第3部 ニッポン国の問題
も、年金と医療保険にあまり自信がないひとは必読
・国民年金を確信犯的に払わない人がいるが
-サラリーマンの厚生年金報酬比例部分からずさんに流用され補填されている
-財源が消費税の一部であれば払った分だけ損になる
という点で払ったほうがいい
・橘さんが絶対にうまくいかない厚生年金基金、と言い切ったようにその後ゆっくりと終了させることになった
・40年間保険料を納めた基礎年金の給付額は夫婦2人で13万円、一方で生活保護は夫婦2人で14万円><
・未納問題なんて基礎年金の税方式かで一緒解決する、厚生年金の報酬比例部分を別にする、そうすると公営である意味がなくなるので民営化する
・これをしてしまうと社保庁が要らなくなるので必死に抵抗している
・財務省も年金が福祉目的税になると消費税が自由に使えなくなるから反対している、恐ろしい亡国行政
ただし私はこの方針には大いに疑問、資本主義は参加者が無駄遣いをすることが潤滑油なのに消費を懲罰してどうするんだろうと前から思っている
消費しないで溜め込んでいる人に資産課税したほうが成熟社会には合っていると思う、消費税0
・国営保険会社のもうひとつの主力商品健康保険も日本人であれば強制加入
・1974年は5.4兆円、毎年1兆円増えてその医療費の1/3が高齢者医療に支払われている、高齢者が毎年70万人増えているため
・ビジネスチャンスのある毎年1兆円拡大する市場だが国営生保の管理下にあり市場が歪んでいる
・国民皆保険を実現したことによりブラックジャックのようなお金を出しても良い治療を受けたいというニーズには答えられなくなった
・著者2010中流階級消失
">は田中勝博氏のイギリス人の奥さんの事例を紹介、日本では余命半年と宣告されたもののイギリスのプライベートホスピタルを選びQOLも上がりすっかりよくなった
・田中氏は毎月5万円程度の保険料を払って、「世界中のどこにいてもどんな病気に対してもまたどんな治療を受けても家族全員に全額医療費が支払われる保険」に入っていたのですべて保険で賄えた

続編の目次、もちろんオススメ


念の為、冒頭の「いつからかわいくなくなった」は親の冗談です
親とか本読めといっても読まないし、不動産のこととか話しても向こうが不愉快になるだけなのでもはやそういう話はしませんが
・おとんおかん世代は不動産を買って正解の確率が高かったから別にそれを否定してるわけじゃないよ
・今は不動産の目利きができるか運がいい人じゃないと正解かどうかはわからない、リスクが高いよ
・首都圏は下がらないだろうけど、住宅取得ニーズのある層の人口という需要は減って、新しく供給はちょいちょい増えてるんだから上がるのは想像できないなぁ
・僕は慎重派なのでそんな信用取引はせずに現物で投資をするよ、でも若いうちにだいぶ失敗したよw
・お金がどうこう言うつもりはないけど、家買ったきょうだいには祝い金をあげて賃貸の人にはあげない、というのはおかしいよ、僕が信用で株取引しても祝い金はくれないでしょ
・税金や保険年金の制度に詳しくないから搾取されるんだよ、僕が詳しいから適当に一番いいように手伝ってあげるよ
とかいうだけで親としては理解ができずに
かわいくないガキだ、ムキー
となるわけです(笑

金曜日, 4月 26, 2013

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」



私は今でも親から
「まわりも含めてみんながあんたのことを子供の頃はかわいいかわいいと言ってたのにいつからこんなかわいくないこになっちゃったんだろうねぇ」
と親からたまに言われますが、それは私が橘玲さんのファンだからが十中八九でしょう(苦笑
20代前半から好きな作家の一人に橘玲さんを挙げればそいつは小生意気なかわいげのないやつに決まっています

本書は文庫サイズで邪魔にもならないし、読んでない人は是非一家に一冊あったほうがいいと思う
唯一の欠点はもうすでに古いこと、大幅加筆修正とかしてくれないかなぁ、橘玲さんのことだから
「この利権国家では不幸にも本書を書いた時点からほとんど進展がなく、小規模加筆で充分でした」
とか言いそうだけど


さて、本書は
出版社の目次にある通り
第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?
第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険
第3部 ニッポン国の問題
第4部 自立した自由な人生に向けて
という構成

特に参考になるのは1と3

第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?
・支払った代償の大きさが自分の判断を正当化する、不動産購入は宗教の入信と一緒で自己肯定するのは心理的に当然
・AさんとBさんがそれぞれ5,000万円あったとして、不動産を買うか有価証券を買うかはBS上一緒、むしろ不動産は取得と保持にコストがかかる
・不動産を買って住むのは自分で自分に家賃を払っていること
・所持金が1,000万だとして、片方が借入4,000万をして不動産を購入するのはまぎれもない信用取引
・「家賃を払うより金利を払って家を買ったほうが得ですよ」というセールストークは「自己資金だけで資産運用するより、借金して投資金額をふくらませたほうが有利ですよ」という意味
・信用取引なので当然不動産が上がれば買わなかった人より儲かる、下がればレバレッジ分損失を被る。バブル時取得者で実質債務超過の人は多い
・不動産の値段は本来収益還元法で決まる
不動産の還元価値 = 収益 ÷ 利回り
利回り5%なら
家賃10万不動産価値は 120万 ÷ 0.05 = 2,400万
不動産価値3,000万なら 3,000 × 0.05 =150万 なので月12.5万が相場となる
・欠陥住宅にも気をつけるべし
・競売物件はトラブルも多く、トラブルがない物件に集中すると結局相場並になる
・日本の借地借家権は借地借家人の権利を過剰に保護しているため長居されないように定期的に追い出す仕組みになっている
(家族向けでなかったり、2年に一回引越しを考えさせる更新料だったり)
・敷金はまだしも礼金や更新料に法的根拠はない、敷金だって無利息で持っていていいはずがないので運用情報を開示すべき
・不動産はビデオレンタルと同じレンタルビジネス、その点でも大家に感謝しろという礼金とは何だ?
・日本の賃貸住宅は借家権の家主側のリスクプレミアム分割高になっている、入居者に確実に出ていってもらえるよう、意図的に不快に設計されている
・このような借地借家権の乱用による不動産賃貸市場の歪み是正のために「定期借地権付住宅(定借住宅)」が導入された
・標準50年で更地にして土地を地権者に返す
例えば、賃料収入250万/年、還元利回り5%の不動産価格は5,000万
定借であれば
借地期間 収益還元価格 割引率
所有権 5,000万 0%
50年 4,560万 8.8%
40年 4,290万 14.2%
30年 3,840万 23.2%
20年 3,120万 37.6%
10年 1,930万 61.4%
1年 240万 95.2%
となる。ただしまだ日本では所有権が重視されているため50年の借地権は実際には40%程度割り引かれる。
不動産神話によってもたらされた心理的な所有権プレミアム
・同様に、定期借家権も20~30%同種の賃貸物件よりも安くなっている。(借家権のリスク・プレミアム)
・夏目漱石の作品をみるとわかるが明治はみな賃貸だった、所有が重視されるのは今の時代だけでは?

第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険
は、生命保険は自分が不幸になるほうにかける宝くじだよねー、という内容

第3部 ニッポン国の問題
も、年金と医療保険にあまり自信がないひとは必読
・国民年金を確信犯的に払わない人がいるが
-サラリーマンの厚生年金報酬比例部分からずさんに流用され補填されている
-財源が消費税の一部であれば払った分だけ損になる
という点で払ったほうがいい
・橘さんが絶対にうまくいかない厚生年金基金、と言い切ったようにその後ゆっくりと終了させることになった
・40年間保険料を納めた基礎年金の給付額は夫婦2人で13万円、一方で生活保護は夫婦2人で14万円><
・未納問題なんて基礎年金の税方式かで一緒解決する、厚生年金の報酬比例部分を別にする、そうすると公営である意味がなくなるので民営化する
・これをしてしまうと社保庁が要らなくなるので必死に抵抗している
・財務省も年金が福祉目的税になると消費税が自由に使えなくなるから反対している、恐ろしい亡国行政
ただし私はこの方針には大いに疑問、資本主義は参加者が無駄遣いをすることが潤滑油なのに消費を懲罰してどうするんだろうと前から思っている
消費しないで溜め込んでいる人に資産課税したほうが成熟社会には合っていると思う、消費税0
・国営保険会社のもうひとつの主力商品健康保険も日本人であれば強制加入
・1974年は5.4兆円、毎年1兆円増えてその医療費の1/3が高齢者医療に支払われている、高齢者が毎年70万人増えているため
・ビジネスチャンスのある毎年1兆円拡大する市場だが国営生保の管理下にあり市場が歪んでいる
・国民皆保険を実現したことによりブラックジャックのようなお金を出しても良い治療を受けたいというニーズには答えられなくなった
・著者2010中流階級消失
">は田中勝博氏のイギリス人の奥さんの事例を紹介、日本では余命半年と宣告されたもののイギリスのプライベートホスピタルを選びQOLも上がりすっかりよくなった
・田中氏は毎月5万円程度の保険料を払って、「世界中のどこにいてもどんな病気に対してもまたどんな治療を受けても家族全員に全額医療費が支払われる保険」に入っていたのですべて保険で賄えた

続編の目次、もちろんオススメ


念の為、冒頭の「いつからかわいくなくなった」は親の冗談です
親とか本読めといっても読まないし、不動産のこととか話しても向こうが不愉快になるだけなのでもはやそういう話はしませんが
・おとんおかん世代は不動産を買って正解の確率が高かったから別にそれを否定してるわけじゃないよ
・今は不動産の目利きができるか運がいい人じゃないと正解かどうかはわからない、リスクが高いよ
・首都圏は下がらないだろうけど、住宅取得ニーズのある層の人口という需要は減って、新しく供給はちょいちょい増えてるんだから上がるのは想像できないなぁ
・僕は慎重派なのでそんな信用取引はせずに現物で投資をするよ、でも若いうちにだいぶ失敗したよw
・お金がどうこう言うつもりはないけど、家買ったきょうだいには祝い金をあげて賃貸の人にはあげない、というのはおかしいよ、僕が信用で株取引しても祝い金はくれないでしょ
・税金や保険年金の制度に詳しくないから搾取されるんだよ、僕が詳しいから適当に一番いいように手伝ってあげるよ
とかいうだけで親としては理解ができずに
かわいくないガキだ、ムキー
となるわけです(笑

月曜日, 4月 22, 2013

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦



http://www.amazon.co.jp/%E5%85%A8%E7%B1%B3No-1%E6%8A%95%E8%B3%87%E6%8C%87%E5%8D%97%E5%BD%B9%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6-%E3%82%B8%E3%83%A0-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC/dp/4532352150/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1359890727&sr=8-4

相場サイクルとトレーディング戦略
http://homepage1.nifty.com/urai/kabu/04_05_jim.html
http://kabusikitousi-nikki.seesaa.net/article/81024852.html

著者は10の分散投資をこの順でゆっくりとすすめては?とアドバイス
・身の回りにある企業
情報が伝わってくるので
・石油株
・名の通った優良大企業
配当利回り2.5%以上 例えば大手化学メーカや多角経営起業 持続的に配当を増やしてきた銘柄
・金融関連銘柄
地域の地方銀行とか
・投機銘柄
次の5つのカテゴリーは景気相場サイクルをみて
・消費財関連銘柄
例えばP&G ケロッグ コルゲート バドワイザー ジレット
・大型優良循環銘柄
景気が下降局面に入り、重厚長大産業が大きく売り込まれたら仕込む
例えばダウ・ケミカル デュポン キャタピラー ボーイング 3M
・ハイテク銘柄
・進行の流通チェーン銘柄
・第二のスターバックス

水曜日, 4月 17, 2013

ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉



塩野さんからの、一緒にローマを看取りましょう、というメッセージとともに最終巻に突入
43巻は、すでに西ローマが滅亡した後の西ヨーロッパその後と東ローマ帝国のその後
ゲルマンがローマを征服したといいつつ、中国における清のような存在だったと思われる
少数で多数を長期間支配下に置き続けるのは難しく、西ローマ帝国の皇帝位を廃したオドアケルののち、テオドリック、テオダトゥスと、結果今までの組織を温存したまま支配者と非支配者は共存していく。
塩野さんのいうパクスバルバリカ、ローマによる平和の次は蛮族による平和
その平和を破ったのは、、同じローマ人
東ローマ帝国がビザンチン帝国というべき時代になりユスティニアヌスは北アフリカとイタリアと支配していくがそれまで
ビザンチン帝国もその後すぐに滅びていく

空前絶後の大帝国はこうして息を引き取った

読了
43巻無事に読み終わりました
駆け足だけどいろんなことを学べる良著ではないですかね

月曜日, 4月 15, 2013

ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉



ローマが一度目に蛮族に襲われ尽くした時は世界中の大ニュースとなった
ホノリウスは、もうローマには他の国を属国をかまう余裕はありません、スペインもブリタニアもガリアも自分たちでやってください
と、事実上帝国の終焉を宣言する

その後西ローマは皇帝が入れ替わり立ち代り
最後の皇帝の名が、ロムルス・アウグストゥスというのは皮肉でおもしろい(笑
二度目に襲われた時はニュースにすらならず
襲った蛮族はローマ皇帝を倒した後次期皇帝は立てず、そして静かに西ローマは消えた

ローマ亡き後西ヨーロッパは蛮族と言われたゲルマン民族が力を握っていく
ゲルマン民族のひとつフランク族が住む場所、という意味のフランス
ゲルマン民族が民族大移動でアングロ族とサクソン族が移り住んだところがアングロ族が住む所、という意味のイングランドなどなど

金曜日, 4月 12, 2013

ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉




この時代は、税関係や日曜おやすみなどのキリスト教布教政策がうまくいって社会がだいぶキリスト教化していた
そんな社会では皇帝は神に指名された存在であり、無能だから人々を守るために皇帝を殺す!という昔のようにはならない。
皇帝の指名を亡き者にすることはキリストを否定することなので
自分の王朝を盤石にしたかったコンスタンティヌスの狙いはぴたりとはまったものの、これが期待した未来だったのか
この意味でもカエサルの
悪しき結果に終わったことの多くは、そもそもは、よき動機から発していたのである
は名言

東西ローマを一人で統治した最後の人テオドシウスが息子アルカディウスとホノリウスに仲良く統治するんだよ、とスティリコという有能な武将を一人残していった
武将を一人しか指名しなかったことから東西に国を分離する意図などなかったことは明らか
当時は父の血が重要と思われいたので、母がローマ人であっても父が蛮族だったスティリコは半蛮族といわれる
開かれたローマはもともと人種のるつぼだったので出身地で差別されるようなことはなく、この意味でも人間や社会は衰退期には拠り所がなくなり自信がなくなっていくので差別が起こる
そんなことにはとらわれずに、「最後のローマ人」と言われたスティリコはローマのためにがんばるが、蛮族をわざと取り逃がしたとか蛮族と裏でつながり取引している、とあることないこと囁かれる。
スティリコが軍隊を持っていたので簡単にクーデターは起こせただろうけどスティリコはそれをしない
丸腰で皇帝の呼び出しに応じる、待っていたのは皇帝でなく宦官たちであえなく数少ない望みも消される。。

水曜日, 4月 10, 2013

ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉



ローマ衰退からの滅亡を食い止めようと健闘しそして倒れたユリアヌス
この巻では主導権はもはや皇帝ではなく、皇帝を任命する側のミラノ司教聖アンブロシウスにうつっていく
やり手のアンブロシウスがローマ宗教を始めとするキリスト教以外の異教と、キリスト教ではあるものの三位一体(キリストは神である)というカトリック以外の異端を迫害していく
宗教は違うものを信じていれば割りといさかいにならないんだけど、似てるけど違うものを信じるとなるとたちが悪い
オレの信じるカトリックはそんなんじゃない、曲げて解釈するな!
となるので、信じてない人から見ると怖い世界

これはローマ帝国ではない..とローマ史をコンスタンティヌスでやめる歴史家も多いとのこと
ぁぁ栄枯盛衰

月曜日, 4月 08, 2013

ローマ人の物語〈39〉キリストの勝利〈中〉



コンスタンティウスが無事没して、他に血縁がいなかったのでユリアヌスに継がれる
これは久方ぶりに有能な皇帝!
戦をやっても政治をやっても期待ができる
ただし、、オリエントに遠征した時に合流するはずの別働隊が来ずに、敵地で没する
別働隊が来なかったのも抵抗勢力の陰謀と思われ、槍に貫かれたのも敵兵のではなくローマ兵の槍だったと言われている
まともな皇帝ユリアヌスの治世は19ヶ月に終わる...
ローマ社会を押し戻そうとキリスト教を他の宗教の扱い並みに戻そうとしたユリアヌスの治世が19年だったら、キリストはローカルな宗教で敗れ去っていったかもしれない
ユリアヌスこそが「ローマの最後の努力」であり消滅前の最後の花火だった
ただ、最後に勝ち残ったのはキリストだった