塩野さんからの、一緒にローマを看取りましょう、というメッセージとともに最終巻に突入
43巻は、すでに西ローマが滅亡した後の西ヨーロッパその後と東ローマ帝国のその後
ゲルマンがローマを征服したといいつつ、中国における清のような存在だったと思われる
少数で多数を長期間支配下に置き続けるのは難しく、西ローマ帝国の皇帝位を廃したオドアケルののち、テオドリック、テオダトゥスと、結果今までの組織を温存したまま支配者と非支配者は共存していく。
塩野さんのいうパクスバルバリカ、ローマによる平和の次は蛮族による平和
その平和を破ったのは、、同じローマ人
東ローマ帝国がビザンチン帝国というべき時代になりユスティニアヌスは北アフリカとイタリアと支配していくがそれまで
ビザンチン帝国もその後すぐに滅びていく
空前絶後の大帝国はこうして息を引き取った
読了
43巻無事に読み終わりました
駆け足だけどいろんなことを学べる良著ではないですかね