金曜日, 7月 30, 2010
その仕事は利益につながっていますか?
詳細は愛園blog ~Love Garden~に譲ります。
翻訳本だからそう感じられてしまうのか、同内容が普通の書籍以上に繰り返されることが多いように見られる
表現が冗長感は否めないながらも書かれていることはしごくまっとうで今まで以上に実践していきたい
Open Book Management としてFedexやモービルガソリンも取り入れている経営手法
社員教育したうえでP/LやB/Sなどを社員に公開しましょう、というのは近年流行りながら、ここではもう一歩踏み込んで、それを積極的にゲーム化しちゃいましょう、と説きます。
例えば年間bonus額を決めておいて
1Qで目標を達成できたら10%
2Qで目標を達成できたら20%
3Qで目標を達成できたら30%
4Qで目標を達成できたら40%
など期末に向けbonusも増えていくのでゲーム感覚で皆が自然と協力しつつ楽しめる
近年の経営手法では、「お金以上にやりがいを社員に植え付けるべし」というのが流れだが、この本ではその重要性を理解しつつも「誉めるよりもボーナスを」といいきるところが心地よい。
巻末のまとめ
1. 自分が与えた分しか得られない
2. 一人を止めるのは簡単だが、100人のチームを食い止めるのは困難である
3. 行動には必ず顛末がある
4. やるべきことをすぐに実行すべきである
5. 自分でやる気になることだ
6. ファンはときどき騙せても、プレーヤーは絶対に騙せない
7 .底辺を上げることは頂点を上げることになる
8. 自分で目標を立てれば、たいていそれを達成できる
9. 誰からも注意を払われないと、人は仕事の質にこだわらなくなる
10. 変化はいつも頂点から起こる
★★★
水曜日, 7月 28, 2010
33歳からのリーダーのルール
読む機会があったのでざっと目を通す
年齢を書籍のタイトルに入れて目を引かせるマーケティング手法が使われている
(この手法に呼名がついていた気がしますが忘れてしまいました...)
年齢別ビジネス本を巡るマーケティング戦略(その1)
年齢別ビジネス本を巡るマーケティング戦略(その2)
キャッチーな内容でよいと思われます
この内容であれば人を動かすもよいかと思われます
★★★
金曜日, 7月 23, 2010
翔ぶが如く〈6〉
この巻では主役が大久保や西郷から
実質倒幕/明治政府樹立以上の意味を持っていた廃藩置県で自分たちの権益や尊厳を破壊された士族たちが廃刀令で振り切れ、その結果、神風連の乱、秋月の乱を起こしていく、その活動に主眼が移っていく。
この時の鬱積が右翼の起源となった。
日露戦争で日本を勝利に導く名将・児玉源太郎、乃木希典も登場
歴史の書を読むたび「歴史はつながっている」と感じるが、この年代になると現代にダイレクトにつながってくるのでその点でも驚きを覚える。
金曜日, 7月 16, 2010
B/S集計:2010.03
月に一度のB/S集計
2010.03
現金 : 60.5% (現預金/MMF)
内外債 : 18.1%
外貨 : 0.0%
元自社株 : 4.8%
日本株 : 2.9%
アジア株 : 13.5%
内外REIT : 0.1%
欧米株 : 0.0%
Total : 100%
3月末時点の資産集計
集計は3末時点にしたものの、お金とかあまり考えたくない時期でほったらかしていました
そうも言っていられないのでまたメモ書きします
2010.03
現金 : 60.5% (現預金/MMF)
内外債 : 18.1%
外貨 : 0.0%
元自社株 : 4.8%
日本株 : 2.9%
アジア株 : 13.5%
内外REIT : 0.1%
欧米株 : 0.0%
Total : 100%
3月末時点の資産集計
集計は3末時点にしたものの、お金とかあまり考えたくない時期でほったらかしていました
そうも言っていられないのでまたメモ書きします
水曜日, 7月 14, 2010
月曜日, 7月 12, 2010
翔ぶが如く〈5〉
この巻での主役は完全に大久保利通
当時日本から見ると超大国であった中国に対してほぼ単身で乗り込み、威圧的な交渉の末ほぼ勝利と言ってよい結果を持ち帰った大久保利通はこの点で天才
ただ当時の薩摩を中心とする対外的に好戦的な連中は、大久保の外交を弱腰としてまったく認めなかった
★★★★
金曜日, 7月 09, 2010
翔ぶが如く〈4〉
佐賀が立ち上がれば薩摩も立ち上がるだろう
という思い込みで「佐賀の乱」を起こす江藤新平
大久保利通からの
政府に歯向かう勢力はこうなる
という見せしめのメッセージのためにさらし首にされた
また、同藩の黒田の酒による殺人事件は大久保利通の意向によりもみ消される
征韓論を封じ込めたことにより国内が暴徒化しそうな事情を抑えるために、琉球と台湾で起きた事件を発端に征台が起こる
★★★
水曜日, 7月 07, 2010
月曜日, 7月 05, 2010
翔ぶが如く〈3〉
翔ぶが如く三巻
岩倉具視と大久保利通、および司馬遼太郎がしつこいぐらいに無能といいきる三条実美を中心とする反征韓論派との戦いに敗れ、軍隊を抑える最高権力者から一転辞表を提出し薩摩に帰ってしまう西郷。
そして桐野利秋をはじめ、西郷を先生と仰ぐ薩摩出身の近衛兵、警察官たちは西郷を追って郷里に戻ってしまう。
この頃はまだ天皇という存在は一般にはなじみが薄く、大東亜戦争にいたるまで勅令という習慣を大久保が作り山県有朋が頻発した。そういった経緯もあり西郷はともかく近衛兵や警察官達は天皇に背くという事実よりも西郷をしたって帰郷した。
また、韓国ではもちろん悪評価の征韓論ではあるが、西郷の中では理路整然としている。
ロシアというひたすら東進南進する性癖をもつ国家からアジアを守るためには、先に近代国家を築き始めた日本が韓国ひいては中国に革命を輸出して一丸となりロシアにあたるしかない、という主張だった。
大久保は
そうだとしても今は国家財政的にも戦争などできる状況にない
となんとか征韓論回避に動く
幼馴染同士が国家を運営するということは有史以来、この大久保と西郷をおいてないのではないか、と司馬遼太郎は書く
国へ帰るという西郷の言葉
「一蔵どん、おいはくにへ帰っど
怒らんでもよか
あとのことはよろしゅう頼みやげ申す
」
に対し大久保は
「それは吉之助どん、おいの知ったこつか。いつでもこうじゃ。
いまはちゅう大事なときにお前さぁ逃げなさる。
後始末はおいせなならん、もう知ったこつか。」
他の場面でも煮詰まって自分の主張が認められないと突然逃避してしまうという前科をもつ西郷に対する怒り、決別を意味する哀しみがこめられている。
この後の「さきほどのお言葉、あれではちょっとひどすぎるように思いましたが」という伊藤に寂しげに「私もそう思います」と小声で応えるのも大久保らしい。
これが西郷と大久保の永遠の別れとなった
★★★
金曜日, 7月 02, 2010
翔ぶが如く〈2〉
司馬遼太郎さんの翔ぶが如く一巻に続く二巻
西郷隆盛を主役とした征韓論をめぐる攻防。
西郷の遣韓大使派遣は三条実美が押し切られいったん可決される。
が、岩倉具視と大久保利通を中心とする征韓反対派が巻き返し西郷はしだいに追い詰められていく。
征韓論反対派は、この明治初期に世の中に対して唯一英雄的な大人気をもつ西郷が追いつめられた結果、薩摩にて兵を起こし政府を転覆しにこないよう、地雷を処理するかの如く慎重に行う。
桐野利秋(中村半次郎)も多く描写される
西郷隆盛自身も、負けるとわかっていた武士の集団自決とも言える西南戦争の動機について「半次郎どんのため」だったと言われている。
また、西郷隆盛の弟である西郷従道と従弟の大山巌が、「兄は桐野などと付き合うようになってからおかしくなった」と後々になっても敬遠していた人物
もともとは西郷が今日にいた時の用心棒。彼の思いは、
この男は、天寿を全うするなどとは全く考えていない。
「自分は死ぬべき時と場所に死ぬことができぬやつだ。西郷老人のみが自分に死所をみつけてくれる」
という性格
★★★
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