月曜日, 11月 29, 2010

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉



個人的には前著ネイティブスピーカーの英文法のほうがよかった
1996年当時でもこのような内容の書籍はあり私も学生時代に読んだ記憶がある

また、言語というものは長い歴史で進化するものなので当然前置詞の使われ方もそれらの歴史を含んでいるため、ところどころ説明が強引、逆に混乱する。
ただし、もし私が書けと言われてももちろん強引な説明になってしまうと思う

参考になったのは以下

・forとto
forもtoも方向性を表す、違いは以下
I went to England. (Englandに着いた感が出ている)
I left for England. (出発したことに視点があり、着いたかは問題でない)

・betweenとamong
2つだとbetween、3つ以上だとamong、という分類ではない
Where's Belgium? I think it's between Holland, Germany and France.
Mr Biggs divided his money equally between his 2 sons and 3 daughters.
There she is, among the crowd getting off the train!
Murmurs of discontent began to be heard among the audience.
Betweenは個々のものが明確に意識されている
Amongは個々のものに焦点をあてていない

★★★

金曜日, 11月 26, 2010

ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく



(1) 冠詞、可算(不可算)名詞、anyの使い方
(2) 全文否定と部分否定
(3) 受動態
(4) 時制
(5) 進行形と完了形
(6) Wh-疑問文と関係詞
について「丸暗記でない」を心がける著者達が書いた良著
所により強引でわかりにくかったりする個所もあるが一読の価値はあると思われる
日本語でもそうだけど、まったく同じ意味であれば複数の言葉があるはずがない
例えば will / be going to ~ そんなところを解説。

が、平均よりは英語を学習してきた私にとっては、こういう論理もいいけど語学なんて楽器と一緒で多くの部分は反復練習だと思う

・thereはそれまで話にでてきていない人・物に対して使う
a. There is a wolf in the room.
b. There is the wolf in the room. つまりこの使い方はおかしい

・使役
have:相手の気持ちを考慮して「してもらう」
make:相手の気持ちを考慮せず強制的に「させる」
let:「(邪魔しないで)」そのままにしておく
I had the students write a composition by asking them to do so.
I made the students write a composition by asking them to do so.
Her father will not let her go to Disneyland.

・a,the
the:ただ1つ(複数の時はただ一つのグループ)に決まる
John lost the right leg in a traffc accident.
Urawa is the place where I was born.
Hanako is a student of Toyo Wommen's College.
I met a boy yesterday, The boy ...
At last, I've bought a house! The living-room is really big, and the kitchen is very user-friendly.
Bring me the bucket in front of you.
The sun is round.
Where is Mary? She has gone to the shop, as usual.

・可算名詞:まとまりを持ち、具体性があるもの
同じ単語でも場面によって変わる、例えばBeatlesの曲でもこのように使われている
Love is all you need. loveという概念について
A love like ours will never die. 概念ではなく我々のloveについて

・能動態/受動態
能動態で済むのなら受動態は使わない、受動態を使うの以下の時
行為を受けた人を目立たせる必要がある時
Out of over 50 applicants, Mieko was offered the job.
主語が大きくなりすぎるのを避けるため
That Japan didn't make it to the World Cup Soccer Finals in the USA disappointed the entire nation.
=> The entire nation was disappointed that Japan didn't make it to the World Cup Soccer Finals in the USA.
文に客観性をもたせるため
It is often said that English is a difficult language.
行為者を知らない/述べる必要がない/述べたくない
English and French are spoken in Canada.
「get」を使った受動態は事件性を帯びる
He got arrested for driving drunk yesterday.

・時制
時制のある表現は事実を述べている
That he owns a handgun is illegal in England.
時制のない表現は一般的な内容や事実に反すること
For people to own handguns is illegal in England.
Study hard.

John insisted that Bill finishes dinner by 10:00.
Billが10時までに食事を終える習慣があるという事実を主張
John insisted that Bill finishe dinner by 10:00.
Billは10時までに食事をやめるべきだと主張

未来
will 推測や意思
be going to 意図や原因、もうなりつつある兆候がある
be ~ing 予定や計画
現在時制 確実な未来 My birthday is next Sunday.
Jane will leave for Tokyo tomorrow.
Jane is going to leave for Tokyo tomorrow.
Jane is leaving for Tokyo tomorrow.
Jane leaves for Tokyo tomorrow.

・進行形
進行形は出来事
He was hearing a song. * おかしい
He was listening to a song.

・完了形
現在完了を使うとき、(過去の事実を述べていたとしても)話し手は現在に焦点を合わせている。
現在にも影響を及ぼしている。
(遊びに来た友達に)
Sorry, I can't go with you, because I broke my leg.
というより
Sorry, I can't go with you, because I've broken my leg.
というほうが、「今歩けない」ということが伝わってくる
They've been married for 15 years.
They were married for 15 years.
は、前者が今でも、後者はおそらくもうわかれていることを暗に意味
John has lived in Urawa all his life.
John lived in Urawa all his life.
は、前者が生れてから今でも浦和に住んでいることを、後者はJohnはすでに亡くなっていることを暗に意味

★★★★

水曜日, 11月 24, 2010

わかりやすく〈伝える〉技術



最近池上バブルも聞かれるようになった「池上氏の伝える技術」を書いた書籍
多くは、話術やわかりやすい説明という点で多くの書籍に書かれているようなこと

資料には多くを書かない、ポイントだけ書く
そうすることで聞いている人は話に集中せざるを得ない
資料を配布すればことが足りるような説明はするべきでない

★★★

月曜日, 11月 22, 2010

グーグルが描く未来 二人の天才経営者は何を目指しているのか?



グーグルが描く未来」という本のタイトルから、読んでおくべきだと感じ手に取る。

が、これはタイトルに偽りあり
しいて似た言葉でいえば「グーグルが描いてきた未来」とか「グーグルが描いてきたこと」とかかしら?
全部過去にgoogleと創業者二人、ラリーペイジとサーゲイブリンが「行ってきた」ことについて書かれてある

しかも2010年7月出版というから安心して買ったら、これは原本が出たのは2008年ぐらいじゃないかしら
GoogleとAppleが表向きまだ仲がいい時のことだし

しいて言えばためになったのが、最近著作権について興味を持っているので

デジタルミレニアム著作権法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%A0%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95

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現在グーグルは番組制作者の要請にもとづき、ユーチューブに著作権法に違反するコンテンツが投稿されると、即座に削除している。それでも他のユーザーが投稿するため、削除されたコンテンツは繰り返しながれる。いわば終わりなき戦いだが、ラリーとサーゲイは自分たちのやり方は一九九六年デジタル・ミレニアム著作権法上、まったく問題がないとカクシンしている。この法律は、たとえユーザーが違法コンテンツをアップロードしても、ネットサービスの提供会社が自らそれを促したのではなく、また削除等適切な対応策を取っているのであれば、罪に問われることはないと定めている。
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★★

金曜日, 11月 19, 2010

gmailの迷惑メール機能

Googleが提供しているgmailは無料とは思えない機能まで提供してくれていてとても重宝しています

その中に、「迷惑メール」という迷惑メール対策機能があります
本機能も精度が高く多くの場合問題なく迷惑メールを分類してくれますが、まれに大事な内容もスパム扱いしてしまうことがあるので、迷惑メールも確認しています

が、ここで
いくつかのGoogleAppsのようなgmail機能のメール(サブメアドと呼ぶ)を利用していてそれを転送し、一つのアドレス(メインメアド)だけに転送し集中管理している
という場合に問題があります

それはつい先日行ったのですが、
(´-`).。oO(あの方、メール送ったのに返信ないなぁ
と思っていた所
サブメアド側で既に迷惑メールフィルタされていたため
結果、メインメアドに送られもしなかった
ということが起こりました

http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/about.html
gmailの日本語ヘルプを見ても、迷惑メールを無効にすることはできないようです

が、それではサブメアドを「迷惑メールがないか」と頻繁にチェックしなければいけないのはとても面倒です。

そこでフィルタ機能が利用できます

[設定]->[メール転送と POP/IMAP]->[転送を無効にする]
いったんここで[変更を保存]

[設定]->[フィルタ]->新しいフィルタを作成
From: *
[次のステップ]
[次のアドレスに転送する]に転送したいアドレスを入れて
[削除する]
[迷惑メールにしない]
[フィルタを作成]

これですべて送られるようになり、かつ無駄なメールを残すこともありません

これによりサブメアドは転送だけでますますアクセスしなくなります
公式ヘルプ
http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/program_policies.html
によると
アカウントの無効化
利用規約に従い、9 か月間アカウントにログインしなかった場合はお客様のアカウントを閉鎖させていただきます。
とのことなのでたまにアクセスしないと駄目みたいですね

水曜日, 11月 17, 2010

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方




全版My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイドを改題した書籍

みんなに給料をもたらすのはビジネスなんだから、もっとビジネスに興味を持とうよ
技術に長けた人より、特定の分野のビジネスに長けた人のほうが重要あるよ
親世代は転職にネガティブなイメージがあったけど、今は違う
どんどん転職していろいろな経験積もうよ!
的な内容

途中から速読という名の読み飛ばし

★★★

月曜日, 11月 15, 2010

項羽と劉邦 (上)



以前三国志にはまった時によく、項羽と劉邦時代のことが故事として語られていた
当時から興味はあったがこのタイミングで手に取る

項羽:
楚という、中国の中心である中原の漢民族から見ると南蛮/非文明地域とも思われていた国の出身。
筆者の想像ではこの当時は楚の言葉もタイ語に近かったのではないか、と。
楚の名将、項燕の孫。伯父の項梁に育てられる。
楚の中では貴族であったためか項梁に文武を教えられる。
ただし項羽自身は武が向いていたためその方面が自然と伸びていく。

劉邦:
項羽よりは中原に近い地域で生まれる。
ただし、当時はよくあったそうだが、母親が湖畔でうたたねていた時に龍(といいつつ実態はチソピラ?)に襲われできた子、とのこと。田舎では当然だったそうだが名前がなく、「劉の家の一番目」や「末っ子」というような感じで、邦はお兄ちゃん/アニキという意味。アニキ兄貴と慕われて行くうちにするすると天下をとってしまった。父親/母親、ともに名前らしい名前はない。
(書いてある資料があっても、おとうさん/おかあさん、の意味の字)
劉邦が項羽より15歳程度歳上
途中から項梁の下で項羽と共に秦を倒すために戦う

秦の始皇帝が
・庶民たちには圧政だったので評判が悪い
・秦が、中原から見ると西の野蛮人という意識が根強く、「(西の外国との貿易で武装したから)するすると中国を統一したが、あれを倒せば次はオレが皇帝だ」程度にしか思われていなかった
ため、始皇帝の死後は各地で打倒秦の反乱軍が多くなった。
宦官が悪い方面に躍進し、本来の家督者であった長男を殺し、いのままに操れる息子を皇帝としたため衰退が加速していく

紀元前200年ぐらいなので納得であるが、この時代は単純
兵士も含めた人々は「飯を食わしてくれる人物」につき従う
数千/数万の人々の飯を食わせる能力がなければそのリーダは殺され、別のリーダを立てるか離散してしまう
いかに穀物庫のような場所を抑えるかが重要なポイントになっていた

戦術も発達していないので、戦闘は基本的には単純に数が多いほうが勝つ
ただし、「飯をくわせることができる人物」に問題があると兵が離散してしまうので一気に形勢が逆転する

また、この時代のリーダは外見も際立っていないといけない
フツメンでは他を引き寄せられず、項羽は当時としては相当な大男だと思われるが、185cmの立派な体躯
劉邦も体は大きく、またそれ以上に顔が龍のような特殊な顔を持っていた

自分も劉邦のような"魅力"を身につけたい
作者曰く、ただのチソピラで陽気に人をからかったりするぐらいしか能力がない
が、いつのまにか人は引き寄せられ、劉邦を盛り立てていく


項羽の「抗(あなうめ)」はすごい
楚からの防戦にあたる秦の名将との一件
「楚に敗れても罰を受ける。勝っても嫉妬を受け罰を受ける」
と、悩んだ秦の名将は「20万の兵士を救ってくれるなら」と投降してきた。
が、「20万の兵士たちが反乱するかもしれないし、食料も貴重だから」
と考え一瞬で「抗(あなうめ)」にして殺した。
(一か所に捕虜を集め、一方向だけ崖に通じる通り道を作り、夜にパニックを起こさせ、次々と押されるように20万が崖になだれこんだ)


ちなみに、本書に書かれているわけではないが基礎知識として
中国の歴史に興味ない方には、合コン時ですら「へー」で一蹴され盛り上がりもしない知識、下手をすると「なにこの人歴史語ってんの。よりによって中国?正直キモッ」と思われる知識だが
皇帝は中国を統一した人が名乗る称号、秦の始皇帝がつくり出した名称
各地にいる王を配下に置くのが皇帝、そのため日本では先進国であった中国文明にへりくだり「漢委奴国王印(かんのわのなのこくおう」、つまり自分は皇帝の一配下にすぎません、という態度を取っていた。

ローマ帝国の最高権力者を皇帝と訳すのはベターでなく、あくまでエンペラーと訳すべき。

★★★★

金曜日, 11月 12, 2010

アップルvs.グーグル



今のIT界の話題を独占する二社、AppleとGoogle
この二社の動きをとらえておけば大筋ではトレンドをとらえることができるのではないか、と思わせる
読み進めていても著者の想像も含め両社の動向がだいたいつかめる、おススメ ★★★★

確かに、特にGoogleはfacebookとtwitterに最近は話題を取られてきた
理由は、
技術者こそが新しいサービスを創る!
という最近の思想?によるもの
すでに株式公開を果たしたGoogleにいても、自分のキャピタルゲインはたかが知れている
つまりtwitterだ、つまりfacebookだ、と技術者がGoogleを離れtwitterやfacebookに流れている、とのこと

両社の主戦場は
・PC
・スマートフォン
・車とテレビ ( <- 今ココ!)
と移ってきている

よくiPhoneを調査会社が分解して、
「iPadは売価6~7万に対して原価は2~3万ですよ、アップル儲けてますね!」
という記事を見るが、著者は
「確かにハードウェアではそうなのだろう。が、アップルほどソフトウェアを真剣に考えて投資している会社はない」
「開発費が膨れすぎだと(しかも水増しされ)問題視されている日本企業の10倍は使っている。それを全世界で一気に販売しているから元が取れる。」
「ソフトウェアを真剣に考えるのであればハードから取り組まなければならない。アップルはそれを忠実に行っているだけ」
「5年10年もしくはそれ以上、というスパンで考えたことによりジョブズは株主から追い出された。今はそういう考えを理解する株主が増えている」
とのこと

最後の章は
「日本企業はどうすれば戦いの土俵に乗れるのか?」
という問いかけ、個人的には一番おもしろくなかった

愛国心もあるし、日本企業にはがんばってほしいというノスタルジーも感じるけど、ソフトウェアは能力以前に言語の壁が大きすぎると思う
また、日本企業/外資系という分け方自体が複雑なので
ソニーは今でもそうかはわからないけど一時期は外資系だったし、その時々の「株主が誰か」だけの世界なので
少なくない人たちが、迷走する「パナ、富士通、日立、東芝、ソニー、etc」などよりもGoogleやAppleのほうが「顔が見える」「自分の生活の一部」「周りのみんな使ってる」という理由で親近感、安心感を感じているはず

極端な例えだけど、日本人ががんばればアップルやグーグルを日本企業にすることも可能なわけだし(苦笑
(グーグルは創業者の劣後株のポリシーで無理かも、未確認)

水曜日, 11月 10, 2010

弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術



交渉は弱すぎても強すぎてもうまくいかない
論理で押すのも相手が冷静な時だけしかうまくいかない
争っている時は多くの場合、お互いが冷静でないので論理的に正しくても相手は納得しない

・相手のニーズ
・相手の強みと弱み
・相手の期限
・相手の限界値
・交渉が決裂したときの代替手段
を的確に捉える

あと紹介されているのは
・質問をしてYESに誘導
・仮に〜だったらどうですか?で誘導
などは他にも紹介されているし、また使う状況によってはハードネゴに取られる

これも要は、人を動かす、系の本でしょうな

★★★

月曜日, 11月 08, 2010

納棺夫日記



おくりびと [DVD]のもととなる小説、というので手に取る

本書自体は正直たいして面白いものでもなかった
が、これを読んだ時あたりで伯父を亡くし、その時に説教をしたお坊さん?の話がとてもよかった

メモとして残したものが消えてしまったので記憶の範囲内で


いわゆる「昭和の家族」と言葉から連想される家族は、おじいちゃんがいておばあちゃんがいる
孫達はおじいちゃんおばあちゃんの臨終を見守る、おじいちゃんおばあちゃんは最後孫たちに見守られる
孫達は臨終時に言う、「おばあちゃん、またね」「おばあちゃん、おじいちゃんによろしくね」

一方現代は
私の少ない経験では多くの先人達が病院に連れられてもなお
「家に帰りたい」「家に帰りたい」と繰り返す
「家で死ぬこと」は困難な時代となり孫どころか子どもにも見守られないことも多い

そんな中でお坊さんが紹介した医師の話
人間臨終の時に最後まで残っている期間は聴覚
何も見えないが呼びかければわかる
「○○さん、お迎えですよ、浄土にいけますよ」
そうすると人々の多くは安心して死地に至る

「浄土」とは「争いがない(水に流された)国」のこと
「争いのない世界」は比較的平穏な世界にいるお坊さんでも想像ができない、という

自分は臨終にあたり、誰からなんと言われたいだろう

★★

金曜日, 11月 05, 2010

レアアース

興味のある内容であれば見ている池上彰さんの[そうだったのか!池上彰の学べるニュース]

今回はレアアースの特集をしていた

レアアースとは、レアメタルの一種。ハイテク製品に使われている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E5%9C%9F%E9%A1%9E%E5%85%83%E7%B4%A0
Wikipediaによると
"工業的には蓄電池や発光ダイオード、磁石などのエレクトロニクス製品の性能向上に必要不可欠な材料である。"
ハイブリッド車(プリウス): 1台に約400g
超強力磁石(モーター、バイブレータ): ネオジム、サマリウム、ジスプロシウム
液晶ガラス基板研磨剤: セリウム
蛍光体(テレビ、蛍光灯、LED): イットリウム
光磁気ディスク (DVD、CD、Blu-ray Disc、MO)
が作られる際に必要

http://blog.livedoor.jp/okane_koneta/archives/51574075.html
"レア・アースは、色んな地域にある"
でも読んでいたが、レアアースは多くの場所であるので何がレアなのかと思っていた

なぜ中国がほぼ独占しているかというと、問題はコスト
・人件費が安い
・おそらく放射線処理をしていないためその点でも
・住宅やビルが建っているため採掘ができない

自国からレアアースが取られすぎてなくならないように、中国より安い唯一の広大な大陸であるアフリカに中国が巨額の投資をしているのはそのため

ただ、先進国に高く売ろうと画策しすぎた為、日本等の先進国は
モンゴル/カザフスタン/インド/ベトナム/オーストラリア
からも来年から取れるように努力をしている

水曜日, 11月 03, 2010

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則



著名な本でかなり昔に購入、整理のため手放す必要があり急ぎ速読

評価されている本だけど自分にはつまらなくて途中で投げ出した
やっぱ評論家の意見はつまんない、失敗しても自分でやらないと

★★

月曜日, 11月 01, 2010

翔ぶが如く〈10〉



ボリュームだけでいえば司馬さんの一番の大作、とうとう読了
やはり最後はおもしろい、ひきつけられた
感動とは違うがすべての日本人におススメ

どこかに書かれていたが、「竜馬がゆく」やその他でも連載もののためか読者サービスで描かれた女性が一瞬出て、司馬さんも忘れて途中でどこかいってしまうぐらいの長編

革命家西郷が武士の時代を終わらせ、最後に陸軍大将まで務めた西郷が桐野をはじめとする武士たちの死に場所をこしらえたのが西南戦争だった
歴史とは勝者が作るものなので、この戦争で薩摩側がもし勝っていれば、これも正当化され革命と呼ばれていただろう

読む前に比べ大久保利通に対する見方も変わった
責任感が強く、民への思いは評価できるほど治世が長くないが、日本をして欧米列強に追いつけ追い越せ、という気持ちは強かった

西南戦争後に
「ようやく戦乱も収まって平和になった。よって維新の精神を貫徹することにするが、それには30年の時期が要る。それを仮に三分割すると、明治元年から10年までの第一期は戦乱が多く創業の時期であった。明治11年から20年までの第二期は内治を整え、民産を興す時期で、私はこの時まで内務の職に尽くしたい。明治21年から30年までの第三期は後進の賢者に譲り、発展を待つ時期だ」
と言っていた大久保が治めていたらどうなっていたか
いい独裁者になっていたか、悪い独裁者になっていたか

そんな大久保も最後は、暗殺予告を無視し「石川士族に何ができるか」と鼻であしらっていた

★の数は司馬さんの世界独特の、終盤に差し掛かる言いようのないトランス状態
少し大作でしんどかった6,7,8,9あたりも加点
★★★★★