金曜日, 2月 12, 2010

株式会社中華人民共和国



中国の指導者層とはどのような人たちか、という経歴を追った本

胡錦濤
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E9%8C%A6%E6%BF%A4
温家宝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E5%AE%B6%E5%AE%9D

をはじめとする、指導者層は皆苦労して這い上がってきている

このままの成長が続けば数十年後には金銭面では苦労をしてこない
政治家があふれているかもしれない。
が、シンガポールの
リー・シェンロン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B3
のように、お坊ちゃんでも優秀でリーダの資質を備えた人物もいる。

日本で世襲議員が問題になった時に違和感を感じた
世襲は別に悪いことではないと思う
小さいころから八百屋の息子で育てば、誰よりも八百屋事業には長けた
人間になると思う。それと同じで政治家の子供は比較論でいえば政治に
生まれつき向いているはずだ。
多くの人たちが不満の本質は
「世襲議員の能力が低いこと」
にあると思われる。能力が高ければ誰も世襲など問題にしない。

本質論をせずに勧善懲悪的に「世襲はけしからん」とするメディアの
レベルは低いを通り越して害悪になっている。

本の内容に戻ると、
債権国外貨準備高が日本を抜きダントツの世界一になっている点。

株のように所有権はないものの、やはり債権を握っているということは強い。
(ごく稀にカエサルほどの器の大きい人間であれば債務者のほうが強くなるが)

★★

日曜に時間が合えばよく見ている海外ネットワークという番組も海外といいながら中国の話題が過半数を占める

ちょうど読み終わったころに出ていた雑誌「Time」の見出しが
「ジャパン・アズ・ナンバースリー」
だった

今まで欧米に追いつけ追い越せでこの国を再興してきた人たちは
「世界第二位の経済大国」
という枕詞が好きだったと思われる

が、彼らの心情的に、人口がどうのではなく、負けたのが中国では
「世界第三位の経済大国」
とは誰も言わないだろう
彼らを自尊心を満たす次なる枕詞を日本は持ち合わせているのか