月曜日, 1月 25, 2010

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記



確かに
いい経験をされたと思うし
業務上必要な内容はどんどん習得していくし、(特にマーケ/会計/不動産系)
独立や投資されていく度胸や根性は並ではない

でも、本のタイトルから、
「最初に契約した内容で返済しその後成功していった」
を想像したら、結局元本+αのみで貸主に泣いてもらっている点ががっかり
私が貸主や友達ならこういった方は信用できない

同じ元利金を満額返せないのだとしたら、
裁判になる前にコミュニケーション取って納得/満足してもらうべき

元利金も契約通りの満額払わないわ
一応世話になった人に時間も使わせて後味悪い思いさせるわ
本にまでして人に伝えることではないと感じた
正直カッコ悪い

こんな結果になるのなら、
金利の高い消費者金融でも十一ででも借りればよかったのではないだろうか

著者の能力の高さも感じたが、それ以上に私は貸主への同情を感じた

推薦元
「現代社会でお金に関して無知であると言うことはもはや犯罪なのである。」
とあったが、ほんとに犯罪。
仮にも世話になった貸主に迷惑かけてるという意味で。

以前読んだ好きな本
自分の小さな「箱」から脱出する方法
の監訳をされている方なので期待したが
「オレも昔は苦労したんだぜ」
的な内容にやや辟易

とはいえ一部は勉強になったので
★★★

※参考になったところ
・財閥系、鉄道系を除くほとんどのマンデベは、10年でランキングTOP10から消え去り、20年ですべて潰れる

・名簿について時間軸の調査
江戸時代の呉服屋、火事が起きると燃えない材質で作られた顧客名簿を井戸に投げ入れ鎮火したときに回収した。呉服が燃えるのは微々たる損害。DBが燃えていなければ取り返せる。
富山の薬売りは引退時に名簿を売って退職金としていた。
商売は名簿に始まり、名簿に終わる
・名簿についての空間軸の調査
著者は何がわからないかもわからなかった。
中小企業診断士の資格取得、看板の見せ方の例をとり説明

・公正証書に親を記載しないのが詰めが甘いと勝ち誇るように言うけど、貸主の優しさじゃなかったのかな...