発売当時に読んだ本を整理のため再読
オバマ氏と胡錦濤氏をリーダーにもつアメリカと中国がG2として今後存在感をますます高めていくこと
例えば両国の保険を例に取ると
オバマ氏は行き過ぎた格差を是正するために皆保険を目指している
これは、もともと開拓民が切り開いたので、"小さな政府"を望む国民が多いアメリカにとっては"大きな政府"となる
一方中国では、
指導者たちは格差を是正するために、底辺ごと経済全体を上げようとしている
執筆当時は保険の加入率は10%と少ない
これはお金を使わずに各自が何かあった時のために貯めておくことを意味する
この加入率を高めるより多くの人が安心して消費活動に参加できる、と目論み90%を目標にしている
つまり、今までとの比較ではもちろんあるものの、アメリカは社会主義に、中国は資本主義へと傾いていっている
最後のほうで小沢一郎氏を絶賛しているけど、これはブレインが書いた本を読んだ著者が小沢氏の考えとして理解したものの、その後の行動からただの壊し屋/選挙屋/政治屋ということがわかり、このあたりは書き直したい気持ちで満載だと思われる
わかりやすく良著だと思う