大河ドラマ「江」の影響か、昔読んだ国盗り物語を欲しい方がいらしたのでざっと再読
司馬さんいわく、一般的には道三や光秀は印象があまりよくないため、信ぴょう性は別として坂本龍馬の坂本家をはじめとして子孫だということはあまりおおっぴらにはしない傾向がある
そんな道三だけど、なかなかどうして、司馬さんの筆にかかると道三のファンになる
極貧の出からまずは油で商業的に成功し登り上げ、次に当時の日本でも有数の豊かな国だった美濃の一国を落としていく道三
知略、豪胆、魅力的な男
司馬さんの作品によくみられる傾向だけど、連載ものの読者をひきつけるためか
前半だけ女性が登場して後半は確信的に忘れ去る
というパターンが本作品にも見られる