金曜日, 9月 04, 2015

雄気堂々〈上〉



幕末から明治にかけては司馬さんをはじめ多くの書籍を読んできた。
ただ、日本資本主義の父と言われる渋沢栄一についてはあまり知らず、政治よりも経済的な視点で時代に興味があったので読んでみた。

上巻はあまり経済や資本主義的な話は出てこない。下巻に期待かな。

攘夷思想のために横浜焼き討ちとかやんちゃを計画したけど、ひょんなことから一橋家の平岡氏に拾われ、一橋家から幕府に圧力をかけ攘夷を目指すも、慶喜自身が幕府そのものになってしまう。

運が先か実力が先か
運は努力をした人にだけめぐってくる
ということはもちろんあるけど、それにしても
運がよくいいポジションを与えられ
フランス留学も果たし
留学の間に大政奉還が行われたので、日本から遠ざかっていたためその点でも死や遠回りを避けれた
というのが上巻の流れ。

留学後は、静岡に送られた慶喜を支えていこうと決めていたものの、留学の経験などを買われ新政府に使えることになった。