水曜日, 9月 16, 2015

雄気堂々 (下)



渋沢栄一が、生い立ちから官で活躍するのが上巻だとしたら、民で活躍して経済や資本主義的な話が沢山出てくるのが下巻だと思い期待して読む。

結果、、あまり期待したような内容は出てこない。

最後はなんかつまらないし、渋沢栄一がすごい人なのは確かだけど魅力を書ききれてないような気がした。

半分以上、渋沢栄一のことを書いてないで時代とかを書いてるし。
ただ、大久保利通のところはおもしろかった。

こないだお客さんが
「最近歴史がおもしろくて〜」と言われていた。
私は「私に歴史の話をすると長くなるのでやめましょう!」と話を終わらせるも
「一番すごいと思う人って誰ですか〜?」と聞いてこられたので
「考えたことなかったですが、やはり大久保利通ですかね」と答える。そのぐらい私の中では推しメン。

日本人は(日本人にかぎらず??)暗い人が嫌いなのと、当時好き嫌いがわかれたから時代が下って現代でも、大久保利通については業績の割には書籍が少ないのでその部分は楽しく読めた。

本書では岩倉具視の発言として記載されていたんだったかな
大久保利通と木戸孝允と比べて
木戸孝允は頭がいい、でも途中でやめたりする
大久保利通は比較すると頭がいいわけではない
でも、最善の策、それがダメなら次善の策、と決めたことは必ずやり通す
と。

自分もそうあらねばならないなー。