日曜日, 2月 08, 2009
沈まぬ太陽 アフリカ篇
多くの人が良書とすすめる「沈まぬ太陽」を読む。
すべてが事実に基づいているかはわからないが、、
2002年に亡くなられた
Wikipedia:小倉寛太郎さん
という方がモデル
労働組合の委員長に半ば強引にされてしまった主人公の恩地元が経営とベアなどの要求を勝ち得て。
要求を会社が飲めないのならストもやむなしと、カリスマ性も備える恩地に従い組合員達はストに突入。
そういう時代もあったんだな、と伺い知ることはできますが、この巻は時代があまりに違い過ぎ、共感できる
箇所は少なく、主に読み飛ばしました、この本を手にしてこんな感想はやぼでしょうが、
・ベアを求めてストをうち、一番大事なお客さんに大迷惑をかけることこそ聞くだけでも恥ずかしい。
・自分の主張を伝えるのは大事ですが、それでもわかり合えなければ辞めればいい。
・10年にも及ぶ外国の地で、、退職も考えたが今でも日本で頑張っている組合員たちを思うと、、とあるが
それで一番大事な家族を犠牲にするぐらいだったら辞めたほうがいい
・それでもNALで働き続けたいと思うのならもっと与えられた現実を明るく前向きに受け入れないと、悲壮感
が漂い過ぎ
母親が子供から「「島」と「鳥」とは意味は似てないのになんで漢字は似ているの?」と言われて怒りだす
場面があるのですが、親なら「そんなこと思いもつかなかった。お前は天才だ!」と言ってしかるべき。
私の子供がこんな質問してきたら褒めてやります。
そんなこんなで共感できる部分は少なく、だいぶ読み飛ばしてしまいました。
多くの人が言うように
正義でいたければまず力を持たないと、力なき正義は無力かつ無意味ですからねぇ