これもなかなかよい本です
最近は良くない本について書くほどの時間がないので全部「よかったです」と書いちゃうと思いますが
成功するためには売上をあげるための小さな実験(たいていは広告だとか小冊子などのセールスプロモーションに必要なツールに使うためのコスト)に躊躇なくお金を使うこと
躊躇なく!
広告には投資額のリターンは保証されない
一件も問い合わせがないかもしれない
もし実験のために広告費を投資するという決定が躊躇なくできないとすれば、よほどの幸運か人脈がない限り残念ながら永久に成功のきっかけは閉ざされる
保証が欲しいなら起業なんてやめてサラリーマンに戻った方がいい
借金ができないひとは商売をやめたほうがいい
借金は消費活動目的が悪いのであって、お金を働かせて収益をあげる活動の場合にはそれによって収益を生み出せる限りどんどん借金をすべき
国民生活金融公庫なら1%で借りれるからテコを効かせて事業投資すべし
例えるなら
「僕は1万円札をライターで燃やしながら生きている
今鳴った電話一本のため、今きたメールひとつを受け取るために札束を燃やした結果、それらの問い合わせが来ている
そのようにして借金をして広告を出して収益をあげ、その借金を返済して、、という事業サイクルの中で、業務を展開していかない限り事業の発展はない
」
もともとこの書籍はすでに、「相続」などで全国支部展開していた著者がもっと強固な行政書士向けのネットワークを作るために執筆したものと思われる。
その意味で目標は達成しただろうし、よく考えられている。
著者が行った特定調停ビジネス
SWOT分析をはじめに行い
まぐまぐで検索をかけて関連の発行部数3000程度のメルマガを買取執筆、3000人の見込み客を獲得
メルマガの記事を書きためていってバイブル商法に備える
特定調停のメルマガ用ホームページを準備
メルマガ読者の増加策を講じて読者数1万2千ほどのトップランキングにもっていく
WEBで特定調停解説のセールスプロモーション用の小冊子を1500冊販売、販売実績を作った
メルマガ部門1位、SP用小冊子1500冊販売実績、小冊子に対する感謝を込めた感想をもって印税エージェントに出版社へ出版企画の持ち込みをさせる
執筆と同時に、特定調停ビデオの製作、セルフキットを販売するため
本をつくるにあたり一番大切なのは差しこみはがき
差しこみはがきは、資料請求させ名簿を集めDMを出して販売していくパターンと、ダイレクトに商品を販売するパターンの2つがある
今回特定調停を2回かける人はあまりいないためリピート購買は期待できないのでキットを25kで販売した
キットが売れれば容赦なく広告費をかけ本の販売を促進していく
もちろん、SEO/ヤフーへの登録/ヤフーのディレクトリ登録/アドワーズ、オーバーチュアなどのPPC/まぐまぐでの懸賞プロモーションを行う
本のタイトルはSEOを考慮した
本の販売のため、店頭ポスター/POP/DM用の絵はがき/セールスプロモーション用名刺などを作成
オンライン書店への訪問、全国書店巡り、プレスリリースによるマスコミへのアプローチなどなど
FAXDMは重要
1日100件のアポをこなすのはかなり大変
DMを出しても1通100~120円かかるわりにはよまれる前に捨てられる
FAXははじめから開封されているので、文案次第ではかなりの確率で担当者の手元に届く
コストはFAX自動送信ソフトの数千円から1万円程度
DMの3要素は
リスト(名簿) = 誰に
オファー(提案) = どんなことを
クリエイティブ(表現) = どういうふうに伝えるかということ
FAXDMは反応率などのデータを厳密にトラッキングするためにFAX返信型にすべし
3要素の中でもリストが最も大事
たとえば法務局の類似商号調査簿で新設法人を見る
が、最近厳しくなっていることもあるし、そのまま使えない業態も多々あるのでこの発想の"思考のフレームワーク"をまねること
引越屋、不動産屋、内装業、レンタルマット、新聞勧誘、中古オフィス用品、求人情報などなど
他にプロモーション手段としてPRがある
PR会社に頼めば20~50万程度で、マスコミに流すためのPR原稿のコンサルティング、記事が掲載されたかの確認、電話でのマスコミへのフォロー、などをやってくれる
プレスリリースの送付先は例えば新聞であったら、政治部/経済部/社会部/文化部/生活部などがあるがダブルとブラックリストに載るので一番適したところだけに送ること
ニュース性がある内容を送ること
例えば「日本で初めて、日本最大規模の、相続の全国チェーンを作りました」など
まぐまぐなどのメルマガを執筆する
読者を増やすためにお金を投資する、アドワーズやHPからの登録やリスティングでアクセス数アップをする
獲得顧客を逃さないために
メールの相談にはメールで回答しない、必ず電話で
相談があったら必ずフォローコール、そのためには顧客管理台帳は絶対作成する
★★★★