あれ、書いたのに消えてる...
ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下)
というタイトルだけど、カエサルはまったく出てこない
ここでの主役はカエサルが後継者と指名したアウグストゥス
天才は後継者選びまですごい
暗殺されるとは思わなかったので若い人選になったものの、カエサル暗殺時のアウグストゥス18歳
軍事の才能もないと見切っていたので右腕としてアグリッパをつける
そのアグリッパも見事期待に答え軍事面や公共工事の面でアウグストゥスをよく支える
天才が後継者に指名したとはいえ当時はそれ以外何もなかった一青年、もちろん軍隊もない
それが結局アントニウスも抑えて勝者となっていく
アントニウスはクレオパトラとともに時を過ごしていたが、アウグストゥスはアグリッパとともに帝国西方ですべきことをたんたんと行なっていた
彼は持論をじわじわと世論化していくことにも長けていた
ローマ人がローマ人を打つ内乱のイメージはさけつつもアントニウスを葬りたかった彼は、あくまで打つのはクレオパトラ/エジプトであるとして世論を導き最終勝者となった