水曜日, 2月 13, 2013

ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中)



パクス・ロマーナ
パックス・ブリタニカやパックス・アメリカーナのように、ローマによる世界平和の意味
当時は
地中海=全世界
だったので、さいきょうのろーまがいることにより平和が保たれていた

ブリタニカのように植民地としていたのではなく、敗者を自己と同一させていたことがローマの特徴

読み進めながら、ローマの皇帝というのは絶対的なものではなく日本で言う鎌倉幕府に近いと感じた

合議では効率が悪く限界があるので、権力を持ったトップはいるもののそのトップは絶対的なものではなく無能であれば引き釣り降ろされる
アウグストゥスも貴族ではないし、その後のトライアヌスやハドリアヌスのように生まれは地方などでも実力があれば推挙される
北条氏もそういう緊張の中で地方豪族の中で微妙な自他のバランスを取りながら政治を続けたと思う