社長失格の板倉さんのお金感に関する著
内容は、お金に関して論理的に 考えられている人にとってはしごく当たり前の内容
そうでない人は一読の価値ありかも
例えば
量販店のポイントカードは貯めないでできるだけゼロに近づけておく
=>ポイントを貯めるとは現金を支払って、その店でしか使えないポイントを購入する行為だから
そのため、店員は「貯めますか?」と聞いてくる
所有か賃貸か
=>店舗はおろか本社ビルさえすべて賃貸ビルのイトーヨーカドーに対し、ダイエーは徹底的に店舗とその土地を購入し自社所有にし続けた
家でも車でも所有欲を満たすことが目的なのでなければ、また明確に「価値>>>価格」という状態でなければ賃貸で
ダイエーとイトーヨーカドーという二社のみ、また典型的な時代のサンプルでの結論は難しいが、とてもわかりやすいサンプル
会社は誰のものか、というよくある問いに対しても
会社はモノではなく仕組みだ
と言い、
FCFは投資家のもの
株主総会の議決権は株主のもの
と、個々には言えるが、従業員は誰のもの、という答えに解はない、と書く
板倉さんの書なので期待しましたが、内容は普通ですね。
★★★