ヴェスパシアヌスの後を継いだのは長男ティトゥス
彼はヴェスパシアヌスがばりばり現役の頃から軍事も政治も共同皇帝のように支えていたし、良き皇帝であろうと努めていたからいい皇帝だった
自分が惚れた人がオリエント出身を理由にローマ市民にブーイングを受けたので結婚を諦めたりなどなど
災害などに見舞われ、それに対しても適切な処置をしていたけど過労かもともとの寿命か、短命で終わり次は10以上も歳の離れた弟のドミティアヌスに引き継がれる
ドミティアヌスはティトゥスと違ってヴェスパシアヌスに鍛えあげられなかったのに、その後もローマの防衛に役立ったゲルマニア防壁を作ったりなどなかなか善政を行なっていた模様
模様というのはやったことはいいのに、終盤のティベリウスと一緒で、
結果だしゃーいいんだろ
という政治の仕方で元老院にも市民にもあまり気を使わず好かれなかったので、きっと悪くない政治をしたのに「記録抹殺系」となってあまり業績が残っていない
ティトゥスは苦労した父親ヴェスパシアヌスの姿を見ているけど、ドミティアヌスは物心ついた時から父親はローマ内では皇帝だったので、いい意味でも悪い意味でも泥臭さが足りなかったんだろうね