水曜日, 3月 20, 2013

ローマ人の物語〈31〉終わりの始まり〈下〉



コモドゥスが愚帝だったので暗殺され、コモドゥスが生きている間は忠実にマルクス・アウレリウスの遺言通りにコモドゥスを補佐していた人物たちが立ち上がっていく
五人の武人が争った内乱で最後に勝ったのはセヴェルス
ただ、ブリタニアでこのひとが最後に兄弟なかよく、と二人の息子に託した後の言葉が感慨深い
「私はすべてやってきた。ただそれもいまとなっては何の意味も無い」
兄弟仲が悪く殺し合いor内乱に陥り自分の作った帝位も終わり、死後に自分もどんな不名誉を受けるかもわからない
という予感がしていたためと思われる
結局予感はあたり兄弟が殺しあう事となる...