水曜日, 9月 07, 2011

悪魔のサイクル―日本人のよりかかり的思考



これは大前さんの書籍の中では個人的に一番オススメしない。
整理のため再読したけど、これを最初に読んだ大昔もあまり面白く無いなと感じながら読んだ。

物心ついた時から自分の中の考えを文章にして整理していた、例えば中学や高校時代から神とはなにか、などを書いていたという。
それが留学時代からは詩やスケッチに変わっていったという点もさすが常人ではないなと。

で本書は日立時代に留学から返ってきて
なんか変だよ日本人
という気づきを書いているのだけど。
例えば
電車に小さい男の子とそのお母さんが乗ってきて、子どもが座っている初老の婦人をじーっとみつめると婦人が子どもに席を譲った。
男の子のお母さんは、「まぁすみません」と言って席を譲られる。
そこで
「世界中どこを見回しても自分で歩けるぐらいのこどもに年寄りが席を譲るなど考えられん」
と氏の感じるこのような日本に対する違和感が書き重ねられている。

うーん。
そうだけど。
そうだけども。
大いに同意する内容が多いのだけれど。
だけどもだっけど。
出版するほどの内容ではないと思う。
27,8ぐらいの頃というのでしょうがないのかもしれないけど、読者は大前さんにそういう内容を期待してないし、わざわざこの内容を出版するって若干厨二病臭もする。

我がアイドル大前さんに星ひとつの評価はできないので
★★


追記:
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