水曜日, 6月 29, 2011

花神 (中)



宇和島藩に見込まれて軍事翻訳などをしているうちに幕府の目にとまり出世していく蔵六。
しかし蔵六は自分の力を評価してくれている宇和島や幕府ではなく
長州出身者が長州のために働きたいと思うのは当然であり理由などない
という風に自分を評価してくれているわけでもない長州へと向かう。

道具として外国語を学び外国の技術を学んだが、心底では外国には何の興味も持たず、郷土に向かう。
そこで桂小五郎に抜擢され長州の軍事司令官となる。
いくら蔵六が長州へ変えることを望んでも、自分自身を道具としか思っていない蔵六のことだから強く幕府が望めば長州征伐は無理でもそれ以外には非常な活躍をしたのではないか。
勝海舟とはそれほど親しい間柄でなかったにも関わらず、勝海舟は
「長州側の司令官が村田蔵六なら幕府は負けるよ」
と言っていたのはさすがの眼力。

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