2005年8月時点で、「あと2年が勝負、2年後付近でアメリカの住宅バブルが
はじける」と警告している著者の分析力はさすが。
書籍名はミーハーな感じを受けるが、内容は至って実践的でロジカルな良著。
1章は心理面も含め注意を喚起、いちいち耳が痛い
・機械的に冷静に行動ができる
・失敗を素直に認め軌道修正できる
・迅速に損切りができる
これができれば成績が上がる、という人は多いでしょう
・短期投資を心がける
-長期高度成長期が終わった今
-変化が激しく、5年10年先を読むことが難しい今
長期投資はリスクが高い
・一部の売買で利益の大半を稼ぎだす
-含み益は売り、含み損はそのまま = 負け組
-含み損は売り、含み益は買い増す = 勝ち組
・高パフォーマンスを狙うには仕手株の短期投資が一番
その仕手株を見分けるポイントは以下と指摘する
1. 発行株数が少ないこと
(80,000,千株よりすくないこと、50,000,千株以下が望ましい)
2. 浮動株が50%以下であること
(20%後半から40%前半であることが望ましい)
3. 資本金が少ないこと
(100億円以下であること、50億円以下が望ましい)
4. 貸借銘柄であること
(2部の銘柄は貸借銘柄でないものが多い)
5. 株価100円~300円台の銘柄であること