日曜日, 4月 05, 2009

「通貨ペア」で賢く儲ける!FX(外国為替証拠金取引)—『メジャー通貨』&『マイナー通貨』を徹底解剖



薦められていたので購入し読了

勧められていたので購入。FX本ではトータルでは
2時間でわかる外国為替 FX投資の前に読め
のほうがオススメ。こちらも近日中に書評を書きたい。

外貨預金と比較してFXは著者は以下の点を挙げる。
・コストが安い
・外貨預金では買いからしか入れないのに対して、売りと買いの両方から入れる
・リアルタイムに取引できる
・資金効率が良い
・外貨預金を途中解約したい場合金利をあきらめるしかない。FXであれば金利差額にあたるスワップポイントを適宜得られる。

上記の理由によりレバレッジを完全に自制できる投資家は確かに外貨預金よりFXのほうが望ましいと説く
ただ場面によっては、マーケットの射幸性から普通の投資家をもギャンブラーに急変させますからなんとも言えず

また、為替が動く要因は以下と
・金利/政策金利
金利については本一冊ぐらいかけるのでここでは簡単に記述
・生産者物価指数(日本の場合は企業物価指数)、消費者物価指数
前者がより重要。消費者に届く前にメーカ->問屋->スーパ/小売店を通るので感応度が早いため
・物価指標
「総合」より「もコア」を重視。またその構成変数である雇用社数/平均賃金も重視
・景気
実質GDP
・景気よりも早く発表される、「景況感調査」(日本であれば日銀短観、アメリカであればISM製造業景気指数)「鉱工業生産」

その後、各国のデータに3~4章を割き、
5章では、
長期としてスワップポイント(対象通過間の金利差の受取/支払)を狙うのも良い、
短期として為替差益を狙うのも良い、
ただ、短期の為替差益勝負のつもりが意図と外れたのでスワップポイント狙いの長期に
変えるというのはまず成功しないのできっちりと損切りすべきと説く。
損切りがうまくなれば格段に投資成績がよくなるという投資家も多いでしょうから耳が痛いところ。
また、スワップポイントを狙うには、為替相場は平気でそれ以上上下するので気をつけること、と説く。

最後の6章では、FXには当然ながらリスクがあるので注意して投資すること
ロングポジションであれば、ボラリティと利益の関係は、リターン/リスクの割り算を用いると
USD/YEN
GBP/YEN
AUD/YEN
NZD/YEN
EUR/YEN
の順と書いてあるが、長期投資が崩れた今、どこまでアテになるかはわからない。